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ねじれ現象(ねじれげんしょう)とは、複数の事物と事物との間の関係が、本来あるべき又は想定される状態ではなく、矛盾や相反を含む状態に陥ったことを指す言葉。一般的には、政治的に相反する結果が生じたときに、ねじれ現象の用語が多く使用される。 == 政治的ねじれ現象 == 政治的ねじれ現象とは、一般に選挙によって現出した民意が、相反した結果を示す現象を指す。 例えば、首長の所属政党と議会の多数派政党とが異なる状況は、典型的な政治的ねじれ現象である。大統領制と議院内閣制を並立している国において、直接選挙によって選出された大統領と議会によって選出された首相の所属政党が異なる現象であるコアビタシオンも政治的ねじれ現象である。一般に上述のような首長・議会間におけるねじれ現象が発生した場合、政局運営が困難となり、首長が辞任・解任に追い込まれたり、議会解散に至るケースが多く見られる。 両院制を採用している国・地域において、両院の多数派政党が異なる場合も政治的ねじれ現象とされる。1989年や1998年、2007年の日本において衆議院の与党が参議院で過半数以上の議席を持っていなかったことなどはその一例である。両院の選挙方式が違う場合、異なる選挙結果になりうることが、こうしたねじれ現象の一因である。いわゆる政界再編によって、政党の集合離散が生じたときも両院間のねじれ現象が発生しやすい。 有権者による政党への支持行動に対する期待と実態にずれが生じる現象が、ねじれ現象と称されることもある。例えば、高福祉を謳う政党と経済振興を謳う政党があった場合、福祉の対象と目論まれている低所得者層が景気回復を期待して後者を支持し、逆に景気が生活にさほど影響しない高所得者層が理想主義的見地から前者を支持するケースなどである。 また、中央政府において連立政権を結成している政党が、地方政府の首長・議会選挙で対立する現象や、政党の中央本部が支持する候補者と地方支部が支持する候補者が異なる現象もねじれ現象と呼ばれている。この原因としては、中央と地方とでは抱える政治課題が異なることなどが挙げられるが、政党の地方支部が中央本部に対して政治的または個人的な反感を抱いていることが原因となる場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ねじれ現象」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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