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はぐれ刑事純情派の登場人物 : ミニ英和和英辞書
はぐれ刑事純情派の登場人物[はぐれけいじ じゅんじょうはのとうじょうじんぶつ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [けい]
  1. (n,n-suf,vs) penalty 2. sentence 3. punishment 
刑事 : [けいじ]
 【名詞】 1. (1) (police) detective 2. (2) criminal matter 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
: [じゅん]
  1. (adj-na,n) pure 2. innocent 3. chaste 
純情 : [じゅんじょう]
  1. (adj-na,n) pure heart 2. naivete 3. self-sacrificing devotion 
: [じょう]
 【名詞】 1. feelings 2. emotion 3. passion 
: [は]
  1. (n,n-suf) clique 2. faction 3. school 
登場 : [とうじょう]
  1. (n,vs) (1) entry (on stage) 2. appearance (on screen) 3. (2) entrance 4. introduction (into a market) 
登場人物 : [とうじょうじんぶつ]
 (n) the characters (in a play or novel)
: [ば]
 【名詞】 1. place 2. field (physics) 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人物 : [じんぶつ]
 【名詞】 1. character 2. personality 3. person 4. man 5. personage 6. talented man 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 

はぐれ刑事純情派の登場人物 : ウィキペディア日本語版
はぐれ刑事純情派の登場人物[はぐれけいじ じゅんじょうはのとうじょうじんぶつ]

はぐれ刑事純情派の登場人物(はぐれけいじ じゅんじょうはのとうじょうじんぶつ)は、テレビ朝日刑事ドラマはぐれ刑事純情派』の登場人物について解説する。
== 警視庁山手中央警察署 ==

=== 刑事課 ===
; 安浦 吉之助
: 演 - 藤田まこと
: 階級は巡査部長(特任)。
: 山手中央警察署の名物刑事。試験に拠らず事件解決の功で昇進している万年ヒラである(部長刑事だが主任ポストではない)。
: 設定は1949年(昭和24年)9月生まれ(第17シリーズより、5月23日生まれという説もある)。東京出身で父親は大工、東京大空襲のころには七歳で、自宅をその空襲(東京には1944年から1945年にかけて数度の空襲があったが、設定上のものがどれであったかは不明)で焼かれたが、その直前に千葉に疎開したと自ら語ったことがある(第2シリーズ第21話より。それによれば1940年より以前の生まれということになる)。母親は熊本出身で五木の子守唄を幼い日の安浦によく歌って聞かせていた(第6シリーズ第13話)。阪神タイガースのファン(第4シリーズ第5話)。
: 川辺課長、横溝署長からは「やっさん」と呼ばれている。競馬と酒と美人が好きな典型的な中年男性。ワイシャツに地味めのスーツ(灰色である場合が多い)、なおかつノーネクタイというのが通常のスタイル(冠婚葬祭がらみでネクタイをする場合もあり、第2シリーズ中盤でもネクタイを着用)。いつも競馬新聞片手に出勤、彼のデスクはその競馬新聞やパチンコの玉などで埋め尽くされている。容疑者に気を使うあまり見逃そうとしたり重大なことを報告しないなどの癖もあり、それらが事件の捜査の進展を遅らせる原因として問題視される。また、普段は温厚な人柄だが怒らせると相当怖い性格であり(過去に本気で安浦を怒らせた経験のあるやくざ者がもう二度と御免だ、と恐怖するほどである)、初期のシリーズでは取調室で容疑者に暴行して相手を自白に追い込むなど、拷問まがいの尋問も行っており、安浦本人が暴行容疑で逮捕された事もある。その深い洞察力で、真犯人は川辺課長の指摘する第一容疑者ではないと真相を見抜くことも度々ある。
: 娘が2人いるが血のつながりは無い(それぞれの項で後述)。高級バー「さくら」には毎日のように通い、「3ヶ月9万円」という格安な飲食代を支払っている(第2シリーズより)。刑事のわりに歌唱力が素晴らしかったせいか、娘に応募されて『懐メロコンテスト』に出場させられたことがあるが、田崎婦警がそれをバラして同僚の知るところとなる(この時、捕まえた容疑者女性の母親は安浦刑事の前に出番だった為、安浦刑事の出番終了後まで連行を遅らせたという)。安浦刑事の結果はトイレットペーパー1年分だった(第6シリーズ第23話)。何かしらの事件解決後は、ほぼ毎回行っている。長い間、世田谷線のとある駅近くの家に住んでいた〔その家屋は、他の数々のドラマでも外観(生け垣、門、玄関回り)がロケ地として使われており、ときおり画面で見ることができる。〕。その後諸事情で引っ越し、現在の家は世田谷区赤堤六丁目〔帰宅時に電柱の住居表示が映る。なお赤堤に実在するのは五丁目までで、架空の町名。自宅前に東急世田谷線が通る。〕。2009年の最終回スペシャルでは「さくら」のママ・片桐由美にプロポーズ(安浦の母親の墓参り)し、さらに長女のエリが妊娠して初孫を授かる。しかし、翌年警察官を装った犯人にマシンピストルで撃たれ殉職。二階級特進で警部に昇格した。
; 田崎 晴子
: 演 - 岡本麗
: 階級は巡査
: 「女安浦」の異名を持ち、安浦刑事の捜査活動を陰で支え続けた女性巡査。異性関係が希薄らしく、よくからかわれるが、ストーカー被害にあう場面もある。安浦に気があり、片桐由美をライバル視する場面もあるが、後によき女友達となる。
: 第8シリーズで他署に異動し、その後も何回かゲスト出演するが、第10シリーズ第1話で森村の後任婦警が辞職したため山手中央署刑事課に再配属される。その後、2005年の年末スペシャルで退職し、ホームヘルパーの認定を取得して老人ホーム勤務に。殉職した須藤刑事の息子、健太を養子として育てることに専念する。
: 番組スタートからオープニングテロップには「田崎婦警」の表記が長く使用されていた(後任の森村も在職時のテロップは「森村婦警」)、番組後期からは「田崎刑事」と変更になっている。
; 里見 大観
: 演 - ぼんちおさむ(第1シリーズ - 第16シリーズ(1988年 - 2003年)、第18シリーズ第6話、2007年スペシャル)
: 階級は巡査
: 関西出身。実家は仏教寺院であるためこのような名前をつけられた。自動車運転技能は刑事課では随一。初期では青ジャンパー+手袋というラフな服装が多く、言葉遣いも関西弁ではなく標準語。第16シリーズ最終話で家族との時間を大切にしようと、警視庁捜査一課への栄転話を蹴り退職し、タクシードライバーとなる。
: ちなみに苗字の里見は、本人のザ・ぼんちにおける相方・里見まさとの姓に由来する。
; 新藤 一
: 演 - 木村一八(第1シリーズ(1988年)、第10シリーズ最終話(1997年))
: 巡査
: 安浦のやり方には常に反抗的で、彼が報告しないことでも迷わず川辺課長に報告するなど正義感は熱いが、突然辞職〔木村のタクシー運転手への暴行事件で現行犯逮捕された事による降板。本来は第2シリーズにも続けて出演するはずだった。〕。その後、友人の愛人を匿うためにイタリアへ渡り、その愛人と結婚をしてレストランを開くが、現地でカモッラの構成員を殺害してしまう。元レギュラーが文字通り犯人になるという刑事ドラマとしては異例のケースである。逮捕されたが出所後、結婚した妻とともに日本に帰国している。
; 浅野 信一
: 演 - 吉田栄作(第2シリーズ(1989年))
: 巡査。第3シリーズ以降、行方不明。
; 高木 直
: 演 - 大場順〔第1シリーズ第9話の「十七歳 非行少女の叫び」にヤクザの若頭役で出演している。〕
: 第2シリーズから登場。機動隊出身で、事件の解決となるヒントを同僚の今井刑事と共に見つけてくる。凶悪犯と格闘する時は自ら先頭に立ち、取り押えやアクションシーンを行う。
; 今井 哲也
: 演 - 若林哲行
: 第2シリーズから登場。高木刑事同様地味で目立たないが、地道に捜査を続ける。酒癖が悪く、酔うと安浦刑事でも手がつけられなくなる。子沢山。ごみの仕分けが趣味(第10・12シリーズ)。2007年末スペシャルでは、原口刑事の教育係。
; 三田 謙一郎
: 演 - 深江卓次(第3シリーズ - 第4シリーズ(1990年 - 1991年)、第11シリーズ(1998年)はゲストで登場)
: 階級は巡査。父親も警察官だったが、1975年、勤務中に襲撃され殉職。事件を解決するために自分も刑事になった。第3シリーズ第17話「京都殺人風景の女 形見の拳銃」でその犯人を逮捕し、殉職した父親の仇を討つ。1998年では大泉東警察署勤務。
; 中上 剛
: 演 - 西島秀俊(第5シリーズ(1992年))
: 巡査
; 肥田 健一
: 演 - 清水貴博(第6シリーズ - 第7シリーズ(1993年 - 1994年))
: 階級は巡査部長。第7シリーズ最終回で警部補昇進試験に合格、係長として別の所轄へ栄転異動。
; 山岡 雄作
: 演 - 城島茂TOKIO)(第8シリーズ - 第11シリーズ(1995年 - 1998年)、1999年スペシャル、第16シリーズ第1話(2003年))
: 階級は巡査部長警部補
: 1999年1月1日のスペシャルで警部補に昇進し、八丈島警察署〔八丈島警察署は実在する警察署である。〕へ係長として栄転する。その後、ユカと将来を誓い合うも、2003年に捜査で訪れていた東京の公園で捜査を妨害しようとする2人組の男に刺され、その2人に自ら手錠をかけた後、安浦刑事に見守られながら殉職した(2階級特進で警視)。第16シリーズ第3話の終盤(さくらで安浦刑事が片桐と話をしている)に一瞬だが、回想シーン(ユカと一緒に喫茶店か飲食店にいるシーン)で登場する(第3話のキャストには表記されていない)。はぐれ刑事純情派シリーズ歴代レギュラー2人目の殉職刑事でもある。そしてこの山岡の殉職がユカの警察官になるきっかけとなる。
; 森村 玲子
: 演 - 七瀬なつみ〔過去に犯人役としての出演もある。〕(第8シリーズ - 第10シリーズ(1995年 - 1997年))
: 階級は警部補
: 転勤した(のちに復帰)田崎の後任として山手中央署へ。警部補だが係長ポストではなく婦警である(番組内では、階層は課長以下はフラットであり、捜査係と言った部署も存在しない)。第10シリーズの第1話で警視庁捜査第二課に異動。同シリーズの中盤ではゲストとして登場。家族についてはストーリーに登場する機会はあまりないが、離婚し1女のシングルマザーであると言及。第10シリーズでゲスト出演した回では、別れた夫(演・海津亮介)が事件に関係しているような描写があった。
; 野田 秀幸
: 演 - ケイン・コスギ(第12シリーズ - 第14シリーズ(1999年 - 2001年)、2002年スペシャル)
: 階級は巡査部長
: 交番から山手中央署へ配属。長らくニューヨーク在住だったため英語のほうが堪能で、武術を嗜んでいて体格が良い。
: ハンサムかつ、いたって誠実な性格。事件関係者のことを心の底から想い、涙を流したことも一度や二度ではない。
: 女性にも好印象を持たれることが多いのだが、女運がない。彼がメインとなる話では女性との淡い想いが破綻してしまうことが多く、最後まで特定の恋人を得ることはなかった。
: 2002年に捜査中の事案関係者の護衛中に淡路島で犯人側の暴力団員達に刺傷と銃撃を受け、安浦刑事に見守られながら殉職した(2階級特進で警部)。母親は刑事となった野田を誇りに思っており(作中には登場しない)、野田自身も母親思いの性格で、死に際に「お母さん」と呟く。皆に可愛がられており、その死に対し刑事課の面々は怒りを爆発させた。そして事件解決後、亡骸(遺体か遺骨かは不明)は来日した母親とともにニューヨークへ旅立った。山手中央警察署およびはぐれ刑事純情派シリーズ最初の殉職刑事でもある。
; 林 勇作
: 演 - 賀集利樹(第15シリーズ - 第16シリーズ(2002年 - 2003年)、2004年スペシャル、2007年スペシャル)
: 階級は巡査
: 渋谷区板上交番から山手中央署へ配属。2004年1月のスペシャルで命令違反を犯し、なおかつ重傷を負うが、交番勤務からの再出発を決意し異動。2007年12月28日の20周年スペシャルでは東池袋警察署の刑事課に異動して再度刑事となっていた。川辺課長からは苗字ではなく「勇作」と名前で呼ばれている。
; 五十嵐 美和
: 演 - 森ほさち(第16シリーズ - 2007年スペシャル(2003年 - 2007年))
: 階級は巡査。大阪府警から山手中央署へ(転籍届による異動と思われる)。酒好きで、酔うと関西弁をまくしたてる。2007年の年末スペシャルで警視庁へ栄転する。元タカラジェンヌはぐれ刑事純情派シリーズにレギュラー出演していたのは、この森ほさちだけである。
; 須藤 一彦
: 演 - 国広富之〔2003年6月11日(第16シリーズ第11話)の「安浦刑事人質事件」の回では、犯人役を演じている。〕(第17シリーズ(2004年) - 第18シリーズ第1話(2005年))
: 階級は警部。次代の捜査一課を担う人材と目されていたが、ある理由から警視庁捜査第一課より山手中央署へ配属される(里見の後任)。第18シリーズ第1話で殉職する。死別していた妻との間に小学生の息子が1人いたが、彼の死後は田崎が引き取った。はぐれ刑事純情派シリーズ歴代レギュラー3人目の殉職刑事でもあるが、これは演じた国広富之が『新キッズ・ウォー(CBC制作)』の出演が決まっていた為のスケジュールの都合によるものと思われる。
; 真木 大輔
: 演 - 村上信五関ジャニ∞)(第17シリーズ - )
: 階級は巡査。異動した林刑事の後任として赴任する。
; 夏目 修二
: 演 - 植草克秀少年隊)〔1988年10月 - 1995年3月まで放送された同じ時間帯の『さすらい刑事旅情編』(3作目から最終作まで)にもレギュラー出演していた。〕(第18シリーズ第2話 - 2006年スペシャル)
: 巡査長。須藤刑事の後任として交通機動隊から山手中央警察署刑事課に新配属。元交機であることから暴走族とも顔見知りの間柄。2005年12月21日のスペシャルで、事件の際の所在が不明確だった事、状況証拠が全て不利だった事から関与を疑われ、否認のまま送検一歩手前まで行くが、安浦刑事らの捜査で嫌疑が晴れる(この時、夏目刑事を厳しく取調べていた警視庁の刑事役を演じていたのは現在『渡辺徹 家族の時間』(文化放送ほか)に出演中の渡辺徹だった)。愛妻家として知られていたが、2006年12月30日のスペシャルで大地という子供を庇い、妻(演・生稲晃子)と娘を残し殉職した。大地の最後の言葉には「勇気だ、勇気」と教えた。死後、娘と大地が仲良く遊ぶ光景が見られ、それを見ていた妻も子供を守りながら殉職した亡き夫の行動を誇りに思うことをほのめかしていた。はぐれ刑事純情派シリーズ歴代レギュラー4人目の殉職刑事でもある。演じた植草はかつて同枠ドラマの宇津井健三浦洋一のW主演だったさすらい刑事旅情編シリーズで桜田刑事を演じていたことがあり、はぐれ刑事純情派さすらい刑事旅情編の両方で刑事役でレギュラー出演した唯一の俳優でもある。
; 小池 瑤子
: 演 - 池上季実子〔過去に数回ゲスト出演の経験がある(第16シリーズ第14話「1億円の悪女」など)。〕
: 2005年の年末スペシャルで退職した田崎の後任として丸の内警察署〔丸の内警察署は実在する警察署である。〕から異動。
; 原口 淳平
: 演 - 町田慎吾
: 2007年の年末スペシャルで登場した新人刑事(夏目もしくは五十嵐の後任)。見た目は爽やかだが、一言多いところがある。
; 川辺 精一
: 演 - 島田順司
: 刑事課長。階級は警部
: 最初期はまともな人物として描かれていたが、年月を経て、上司にはへつらい、部下には辛く当たるといった、典型的な中間管理職のイメージそのもののキャラクターに変貌。大変な恐妻家でもある。しかし、人情には厚い。そのためドラマの登場人物の中でも人気が高かった。眼鏡は後にかけ始めたもので、下にずれている事が多い。安浦刑事とはしばしば意見が合わないが、実は横溝署長同様に良き理解者でもある。
: 毎回事件が起こると単純な推理を披露し、安浦刑事ら課の面々と方針が対立する。その際の安浦刑事の横溝への意見具申に「おいおい、やっさんやっさん」と常に口をはさむが、刑事課の誰もが川辺課長の言うことを聞かず、横溝署長も安浦刑事の肩を持つため、いつも結局は「署長の仰る通りで。頼むよ、やっさん」となり、安浦刑事の推理が正しかったことに気付かされる。やくざに対しては毅然としているのも特徴のひとつ。後期ではストレスが原因で胃薬をよく服用するようになる。また、酒を飲むと酔って、安浦刑事にからみ、泣き上戸の一面もある。
: 最終回スペシャルでは、管理職でありながら捜査に出て、何日も張り込んだり、黒幕の国会議員と同級だったよしみから事情聴取を行なうなどの執念も見せている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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