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ばいきんまん ( リダイレクト:ばいきんまん ) : ウィキペディア日本語版 | ばいきんまん
ばいきんまん(ラテン文字表記:''Baikinman'')は、やなせたかし作の絵本『アンパンマン』及びその関連作品に登場する架空のキャラクター。アニメ版の声優は中尾隆聖。 == 人物 ==
アンパンマンの宿命のライバル。アンパンマンを倒して世界を黴菌で征服するために、バイキン星から赤ちゃんの時に卵の状態でやってきた黴菌〔映画『いのちの星のドーリィ』によれば「バイキン星から落ちてきた雷のエネルギーで生まれた」とのことである。〕。バイキン城を根城とし、当初は一人暮らしだったが、現在はドキンちゃんや、かびるんるん等の手下と生活している(ホラーマンは居候で、いたりいなかったりする)。 ばいきんまんが登場することになったのは、やなせたかしが『アンパンマンに“何か”が足りない』と思い悩んでいた頃、やなせの友人だったいずみたくが演出したミュージカル「怪傑アンパンマン」が上演された時に、その観客の様子を観察していたやなせが「悪役が必要だ」と思い至ったことによる〔やなせたかし『アンパンマン伝説』フレーベル館、1997年、p.14〕。 自身の顔を分け与える自己犠牲のアンパンマンに対して、ばいきんまんは自己の欲求を満たそうとするはたらきを担っている。人間にも良い心と悪い心の両方がバランスを保って存在しているように、両者は「光と影」「プラスとマイナス」のような関係で片方だけでは存在できなくなっていると言われている(「#アンパンマンとの関係」を参照)。やなせは、ばいきんまんの人気について、「怠けたい、いたずらをしたい等という人間の欲求不満を表現している」「ばいきんまんは時にはいいこともする。悪に徹しきれないところがある」「決してばいきんまんは死ぬことはない。人間が風邪を一度ひいて、またかかるように、やられても平気な顔をして次に出てこられる」等と語っている〔2002年、VAP『それいけ!アンパンマン にんきものだいしゅうごう! キャラクターベスト15』(DVD、VHS) やなせのコメント。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ばいきんまん」の詳細全文を読む
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