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『ひそやかな音楽』()は、フェデリコ・モンポウ作曲のピアノ曲集。モンポウ後期の代表的作品。4巻、全28の小曲からなる。モンポウの最高傑作と見なす人も多い〔ウラディミール・ジャンケレヴィチ著『遥かなる現前、アルベニス、セヴラック、モンポウ』春秋社、2002年、ISBN 4-393-93157-2〕〔クララ・ジャネス著、熊本マリ訳『ひそやかな音楽』東京音楽社、1993年、ISBN 4-88564-265-5〕。原題を直訳すると「沈黙の音楽」だが、「ひそやかな音楽」の方が定着しつつあるようである。 == 概要 == モンポウは、この曲が演奏されたり出版されることを前提として作曲を進めたわけではない。全曲演奏しても1時間程度だが、作曲年代は広範囲(1959〜1967年)にわたっている。初期のピアノ作品や『歌と踊り』などとはまったく曲想が異なり、ほとんどの曲が瞑想的で、意図的な単純さが追求されている。また、しばしば複調や無調的な箇所が見られ、モンポウの曲の中では最も前衛的語法に近づいた曲集である。 哲学者ジャンケレヴィチはエリック・サティの影響を指摘するが、これは実証的ではないし、かなり疑わしい。モンポウがサティから影響を受けたのはパリ時代の一時期であって、かつ、間もなく批判的な立場に変わっているからである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ひそやかな音楽」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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