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びまん性汎細気管支炎(びまんせいはんさいきかんしえん、Diffuse panbronchiolitis; DPB)は、副鼻腔気管支症候群のひとつで、細気管支の原因不明の炎症により、慢性の咳嗽、痰、息切れを呈し、慢性副鼻腔炎を合併する呼吸器疾患。「びまん性(瀰漫性)」とは病変が一カ所だけにとどまらず、広範囲にわたっているということ。 == 概要 == 副鼻腔気管支症候群のひとつで、慢性の咳嗽、痰、息切れといった呼吸器症状、および膿性鼻汁などの副鼻腔炎症状を呈し、胸部X線撮影またはCTにて両肺にびまん性の小粒状影を認める疾患である。病理学的には呼吸細気管支を中心とした細気管支および細気管支周囲に原因不明の炎症を認める。細気管支の炎症のために咳嗽、痰をきたし、気道に細菌感染をきたす。また細気管支炎により細気管支が閉塞・狭窄し、閉塞性換気障害をきたす。慢性下気道感染により、進行すると気管支拡張症、慢性呼吸不全をきたす。発症には遺伝的素因が示唆されており、また東アジアに多い疾患である。以前は予後不良であったが、エリスロマイシン少量長期療法の効果が報告〔工藤翔二「びまん性汎細気管支炎にたいするマクロライド系抗生剤の少量長期間投与の臨床効果(会議録)」『日本胸部疾患学会雑誌』22巻増刊、254頁、1984年。〕されてからは死亡率は急速に低下し〔Kudoh S, Azuma A, Yamamoto M, Izumi T, Ando M. "Improvement of survival in patients with diffuse panbronchiolitis treated with low-dose erythromycin." ''American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine.'' 157, 1998, p.p. 1829-1832. PMID 9620913〕、治癒しうる疾患となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「びまん性汎細気管支炎」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Diffuse panbronchiolitis 」があります。 スポンサード リンク
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