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ほこり除去機構(ほこりじょきょきこう)とは、レンズ交換式デジタルカメラの使用の際に、固体撮像素子(イメージセンサー)につく、ほこりやごみなどを除去する機構のことである。 == 概略 == デジタル一眼レフカメラをはじめとするレンズ交換式のデジタルカメラにおいては、レンズを交換することによってその撮影の範囲が大きく広がるが、交換の際に自ずと入り込むほこりがウィークポイントとなっていた。電気を帯びたイメージセンサーによってほこりが吸い寄せられ、これによってほこりが取り除きづらい状況になるのである。 これまでのフィルムカメラならば、仮にフィルム表面にほこりが付着したとしてもフィルムを巻き上げることでほこりの影響は付着した1コマだけで済んだが、イメージセンサーは動かすことができないため、ほこりがずっと付着したままになってしまう。 また、一眼レフカメラの構造的な点として、反射ミラーとミラーボックスがある関係上、ミラーボックスの奥にイメージセンサーが配置されるため、反射ミラーを上げた上で、奥まった位置にあるセンサーのほこりを取らなければならない、という欠点が生じていた(なお、同じレンズ交換型でも、レンジファインダー・カメラやミラーレス一眼カメラの場合はミラーを使わないため、構造的に浅い位置にイメージセンサーがあることから、メンテナンスはしやすいほうだといえる)。 ほこりがイメージセンサー上に残ってしまうと、それがそのまま撮影した画像データに記録されてしまい、ほこりが付着している限り全ての撮影画像にその影が写り込んでしまう。こうなった場合にはグラフィックソフトウェア等を使ってほこりの跡を消す必要が出てくるが、大きく固まっているならともかく、小さいものがいくつもある場合にはその処理を施すだけで時間と労力を費やしかねない上、完璧に処理することは不可能に近い。 また、ほこりを除去する場合にもやはり手間がかかり、場合によってはメーカーのサービスセンターに持ち込んでメンテナンスを行ってもらう必要があるが、その際にも作業料金がかかることとなり、サービスセンターが近くにない地域に住んでいるユーザーは遠くのサービスセンターまで行かなければならない。こうした点からデジタルカメラにおいて、レンズ交換式のものは敬遠されてきた。こうした点を解消し、ユーザー・メーカー双方にとって、ほこりに関してできる限りメンテナンスフリーを実現するために開発されたのがほこり除去機構である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ほこり除去機構」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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