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ほ座γ星(ほざガンマせい)は、ほ座の恒星で2等星。 == 特徴 == ほ座γ星は、少なくとも6つの星からなる重星である。そのうち、2等星のほ座γ2(ほ座γ A)は、実際の連星であるといわれている。ウォルフ・ライエ星(10 M☉、元々は40 M☉)と、青色超巨星〔(30M☉)からなる連星である。この連星の軌道周期は78.5日、1au離れている。 ウォルフ・ライエ星からは猛烈な恒星風が吹き付けていて、外層を吹き飛ばしてしまったため、水素・ヘリウムからなる核が剥き出しの状態になっている。周囲に物質を放射し続けるため、元々太陽の40倍の重さだったものが、現在、太陽の10倍まで縮んだのだと考えられる。ウォルフ・ライエ星は窒素が多いものと炭素が多いものに分けられるが、ほ座γ星は後者に属する。ウォルフ・ライエ星は非常に高温で、57,000から70,000Kであり、光度は太陽の約100,000倍である。このウォルフ・ライエ星は、毎年、太陽質量の10−5のオーダーの質量を失い続ける〔。 また、4等星のほ座γ1(ほ座γ B)は、青白色の準巨星である。これは、上記のほ座γ²の連星から41.2" 離れているため、容易に双眼鏡で分離することができる。この星はほ座γ Aから少なくとも12,000au離れていると見られる〔。 さらに、ほ座γ Cが存在するが、上記のほ座γ A、ほ座γ Bと比べて暗く見える。眼視等級+8.5で、スペクトル分類はA型。ほ座γ Aから62.3″離れている。 また、ほ座γ Aから93.5″離れた場所にほ座γ D、ほ座γ Eが存在する。 ほ座γ Dは、スペクトルタイプA型の+9.4等星。 ほ座γ Eは13等星で、ほ座γ Dより1.8″離れている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ほ座ガンマ星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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