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まごの店 : ウィキペディア日本語版
まごの店[まごのみせ]

まごの店(まごのみせ)は三重県多気郡多気町にある五桂池ふるさと村内に設置されているレストラン三重県立相可高等学校高校生が運営している。通称、高校生レストラン。多気町が設置した施設であり、教育実習施設としての役割も果たしている。
== 概要 ==
「まごの店」は、三重県立相可高等学校調理クラブの生徒が40人交代でクラブ活動の一環として運営するレストランであり、1日に250食を提供している〔月刊JA(2008):39ページ〕。高校生が店を切り盛りする姿や料理に取り組む姿勢が各種メディアで取り上げられ、利用客は県内外に及んでいる。
2002年に、五桂池ふるさと村の農産物直売所「おばあちゃんの店」に隣り合って開店したことから「まごの店」と命名された〔。このときの店舗は屋台スタイルであったが、2005年に現在の建物が多気町によって新築されたのを機に、地域の食材を活かした創作料理のレストランとしてサービスを一新した〔。
役場と高校、地元が一体となった取り組みは、人材育成における教育のあり方ばかりではなく、地域づくりコミュニティ・ビジネスの新しい事例となった。食材は「おばあちゃんの店」と多気町有機農業研究会を中心に、できる限り地元産品を使うようにしている〔月刊JA(2008):39 - 40ページ〕。また、同研究会はまごの店の残渣を回収、堆肥化して農作物を栽培しており、資源の循環が構築されている〔月刊JA(2008):40ページ〕。更に、地元の経済界との共同商品開発、食を通じた高齢者子どもとの福祉交流、食育活動など、幅広い地域連携が展開されている〔。2011年5月から7月まで放送された連続テレビドラマ『高校生レストラン』のモデルにもなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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