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まったりとは日本語の副詞である。近畿方言で主に味覚を表す擬態語として用いられたが、1990年代からのんびりと落ち着いた様子・気分を表す言葉として全国的に用いられるようになった。 == 本来の「まったり」 == 「まったり」は元々、柔らかさのなかにコクがある様子、重みがあって奥行きのある様子をいう言葉で、主に味覚に対して用いられた(口当たりまろやかで、とろんと口中に広がっていく様子)。『上方語源辞典』では、語源は「またい(全い)」の語幹に状態を表す接尾語「り」が付いて促音化したもので、「あさ(浅)+り=あっさり」「さは(爽)+り=さっぱり」「こて+り=こってり」と同類、成立は天保頃、としている。 『日本方言辞典』〔p2270〕では「まったり」について次の三つの語義を示している。2は長野県下伊那郡の方言として収録されているが、1と3はともに近畿地方の方言として収録されている。すなわち、のんびりと落ち着いた様子・気分を表す「まったり」は全くの新用法であって近畿方言としては間違いである、とは言い切れないことが分かる。 # ゆったりしたさま。緩慢なさま。 # 生気のない目で一点を見詰めているさま。ぼんやり。 # 食物の、辛過ぎたりしない穏やかな味のさま。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「まったり」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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