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まんがの森(まんがのもり)は、白夜書房の系列会社「宣伝ルーム」が経営していた、漫画専門の書店である。漫画専門書店としては草分け的存在だった。2013年2月の上野店閉鎖をもって全店が閉店した。 == 歴史 == 前身はセルフ出版が経営していたビニ本屋「セルフの店」。後に白夜書房がセルフ出版を吸収し、発展的にまんがの森となった。 1984年10月1日に新宿店を開店して以降、東京近郊を中心に店舗展開を開始。当初は後に「成人マーク」付きコミックスと言われるようになる親会社の出版物である男性向け美少女コミックスを多く扱っており、1980年代には成人向け漫画の半ば「聖地」として扱われていた。後に東京三世社などの出版社がアンテナショップを出店するきっかけともなった。 その後、成人向け漫画が社会問題となったために取り扱いを中止し、一般・女性向けコミックスを中心にしたごく普通の漫画専門店に方向転換した。しかし、長らくあった「マーク付きの“聖地”」的なイメージを払拭するための展開を積極的に行わなかったため、その手の客から逆に「欲しい本が置いてない店」という誤解を受ける結果となり、この親会社の出版物を販売できない子会社への方向転換は後々まで大きな足かせとなった。 1990年代に入ると出版業界がメディアミックス展開を開始。この影響でコミックスや小説だけでなく、関連ビデオ、CD、後にゲーマーズを出店することになるブロッコリーの商品や、ガイナックスが独自に販売していた絵コンテなどをグッズの受託販売なども始める。 また、このころより海外コミックス・フィギュアなどの輸入販売を開始。日本の中堅漫画家の原画を使用したオリジナルのスペイン製ポスターを逆輸入販売するなどし、販路を拡大。やがてアメリカンコミックの映画化、キャラクターの格闘ゲーム参入などで海外コミックがブームとなり、大手出版社もそれに追随するように版権を購入して販売を開始。まんがの森の方針は時代を先取りした取り組みだった。 一方で、洋販よりは安かったが30ページ程度の1話収録で500円以上と商品の単価が高かったうえ、日本では英文を読む目的というより芸術作品的発想で購入する人が多く、一部の人気漫画家の作品以外売れなかったうえ、市場調査をせず全店舗で同じ展開をしたために在庫が山となり、経営を圧迫することとなった(もっとも、まんがの森勤務・印口崇によるとアメコミで赤字は出していなかったとの事)。そのため、後に店舗面積の広い町田店、外人や芸能人の来店の多い渋谷店に集約させた。最盛期には10店舗以上を展開していたが、2013年2月28日の上野店閉鎖をもって全店が閉店した。 かつてのイメージキャラクターはCMにも出演した飯島愛。1990年代後半には『天地無用!』などのアニメのスポンサーとなり、そのキャラクターをCMに使用していた時期もあり、このつながりで横山智佐主演ビデオも受託販売していた。また、初期に出店した店舗には桜玉吉の描いた「べるの」や山本貴嗣などのキャラクターによる看板が使用されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「まんがの森」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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