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みねぐも型護衛艦(みねぐもがたごえいかん、)は、海上自衛隊が運用していた対潜護衛艦(DDK)の艦級。 先行するやまぐも型(37DDK)をもとに、主兵装をアスロック対潜ミサイルからQH-50 DASH(無人対潜ヘリコプター)2機に改めた派生型である。第2次・第3次防衛力整備計画中の1965年(昭和40年)から1967年(昭和42年)度計画で計3隻が建造されたが、DASHの運用成績が不良であったことから、1969年(昭和44年)度計画以降の建造艦は再び37DDKの設計に準じて建造されることになった。また本型も、後にDASHの運用設備をアスロックに換装している。やまぐも型とともに8艦6機体制時代の護衛艦隊を長く支えたのち、1990年代後半に相次いで練習艦に種別変更され、1999年(平成11年)から2000年(平成12年)にかけて除籍された。 == 船体・機関 == 本型の船体・機関は、おおむね37DDKに準じているが、船体後方をDASHの運用スペースにあてるため、甲板配置の都合上から煙突を一本化した。なお37DDKでは艦橋構造物と煙突が一体化して前部上部構造物を形成していたが、本型ではディーゼル主機の振動の影響を軽減するために分離されており、これはやまぐも型後期型(44DDK)においても踏襲されることになった。3番艦「むらくも」(42DDK)は艦橋上部に防空指揮所を追加しており、前方向からの印象が若干異なる。後部上部構造物は、前端に第2方位盤、その直後に2番砲塔が設置され、後端はDASH用のハンガーとされた。その後方の艦尾甲板はDASH用の発着甲板とされている。またたかつき型後期型(40DDA)と同様に、凌波性を向上するため艦首外舷にはナックルが設けられ、主錨配置もこれに準じている。なお、後にDASHの運用設備を撤去してアスロックを搭載する際、船体強度を確保するため、全長の約7割にわたる細長い鋼板ベルトが片舷2枚ずつ取り付けられた。 主機関はやまぐも型と同様、高出力2サイクルV型中速ディーゼルエンジン6基によるマルチプル・ディーゼル方式を採用している。機関構成には、やまぐも型と同じく三井方式と三菱方式があり、前者はV型12気筒で4,650馬力の12UEV30/40を両舷に3基ずつ、後者はV型12気筒で4,250馬力の1228V3BU-38Vを2基とV型16気筒で5,600馬力の1628V3BU-38Vを1基の組合せをそれぞれ両舷に配置したものである。「みねぐも」と「むらくも」は三井方式、「なつぐも」は三菱方式を採用している。機関室はやまぐも型と同様、前・中・後部の3つの機械室を有し、前機室の2機と中機室の左舷機で左軸を、同様に中機室の右舷機と後機室の2機で右軸を駆動するというシフト配置を採用していた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「みねぐも型護衛艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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