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むぐら
『むぐら』は、鎌倉時代に成立した擬古物語。作者未詳。鎌倉時代に成立した『風葉和歌集』においては、その作品名が『むぐらのやど』『むぐらの宿』と記されている。 == 概要 == 成立年代は不明だが、『風葉和歌集』に物語中の和歌が収録されていることから、同集の成立した文永8年(1271年)以前の成立と考えられている。写本が二種伝わっており、秋香台文庫所蔵本は全体のうち後半半分程度、宮内庁書陵部本は全体のうち後半三分の一程度を残していると考えられている。いずれにしても前半は散逸しており、物語の全体像については不明な部分が多い。 『落窪物語』『住吉物語』などと同じく継子いじめの物語であり、中世の宮廷文学の特徴である無常観・退廃的傾向が見られる。ただし、現存する擬古物語の中では、その細やかな表現から、比較的古い時期に成立したものと考えられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「むぐら」の詳細全文を読む
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