|
もつれ雲(もつれぐも、''intortus'')とは、すじ状の巻雲がお互いにからみ合い、すじがもつれたような状態のもの。国際雲図帳(雲形分類)では、雲の配列による分類である変種の1つ。もつれ雲は巻層雲や巻積雲には現れず、巻雲だけがもつ変種である。 学術名"intortus"は、ラテン語で「撚り合わさった、ねじれた、曲がりくねった」などの意味があり、これに因んで名付けられた。 この雲は、上空の風が弱いときにできやすい。風が強いときには、巻雲は引き伸ばされて、一定の方向を向いて毛状雲や鉤状雲となることが多い。しかし、風が弱いときには、上空の風が乱流ぎみになる(風向きが小刻みに変わりやすい)ため、引き伸ばされても雲の筋がまっすぐではなく、分岐したり曲がりくねったりして、地上からはもつれたような形に見えることが多い。また風が弱いと、高度によっても風向・風速が変わり、地上からはさまざまな向きの巻雲が見えるので、これももつれたように見える原因である。 この雲が見られた後は、晴天が続くことが多いとされている。 == 出典 == *Ⅱ.雲のいろいろな顔-見え方・形(種と変種)による細分類 石川県教育センター研究紀要「石川の自然」, 第31集 地学編(14)第1章, pp.13-18. *Spotlight on... Clouds 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「もつれ雲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|