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物言い
【名詞】 1. manner of speaking 2. objection 3. way of speaking 4. rumor 5. rumour 6. quarrel 7. protest ===========================
物言い(ものいい)とは、大相撲において、行司が下した判定(軍配)に対し、勝負審判や控え力士が異議を唱えること。またそれから転じて、異議を申し立てること全般を「物言いをつける」ともいう。 == 概説 == 対戦(取組)後の行司軍配に異議のある(ほとんどは、両者の体勢が微妙な状態での決着など)場合、勝負審判は、即座に手を挙げることによって意思表示をする。その後5人の勝負審判が土俵上で協議を行う。この際、ビデオ室と連絡を取り、ビデオ映像も参考にする。協議が合意に達すると、行司の下した判定の如何を問わず、改めて勝負の結果が審判長から発表される。 多くの場合は、体が落ちる、あるいは土俵を割る瞬間が同時(同体)として、勝敗の決定をせず、取り直し(再試合)となるか、そのまま行司軍配通りの結果となるが、稀に行司の軍配と逆の結果となる場合もあり、このケースは行司差し違え(もしくは行司軍配差し違え)という。なお、行司は必ずどちらかに軍配を上げねばならず、同体という判定は行司にとっては存在しない(江戸時代には『無勝負』という、行司が同体と判断するケースも認められていた)。また行司は禁じ手の有無を判断することは出来ない。 また、土俵下に控えている現役力士も、物言いをつけるための挙手をする事が出来る。審判委員は控え力士から物言いが出た場合、必ず土俵上で協議を行わなければならないが、その控え力士自身は協議に参加することは出来ない。なお、行司は取組の状況を述べる以外は協議に参加できない。 審判長から協議内容の説明の際、十両以上の取組の場合は四股名を用いて説明を行うが、幕下以下の場合は原則として四股名ではなく「東方力士」「西方力士」と呼ばれる事が有る。また「只今の協議は確認のための物言いでありまして、軍配どおり○○の勝ちといたします。」と説明する時もある。 アマチュア相撲においては「異議申し立て」という。控え力士に物言いの権利のないことや、大会にもよるが、ビデオ判定は用いられないことなどを除き、形態は大相撲とほぼ同じである。 この大相撲の「物言い」は複数の元一流選手が審判の判定をチェックするため、場外に控えているシステムであり、それはあまり他のスポーツには例の無いものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「物言い」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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