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『やなぎ屋主人』(やなぎやしゅじん)は、つげ義春による日本の漫画。1970年2月から3月にかけて雑誌『ガロ』(青林堂)に発表された全40ページからなる作品である。衝動的に放浪の旅に出た孤独な青年の体験と内面を劇画調に描いている。 == 解説 == 『ゲンセンカン主人』(1968年、同じく青林堂『ガロ』に発表)にタイトルもテーマも似ている〔「つげ義春漫画術(下巻)」(1995年10月 ワイズ出版)P159での権藤晋の発言〕。主人公が、自らの未来を見てしまうというテーマ。ただし「ゲンセンカン主人」では、前世の因縁や、天狗の面を着けた男が登場するなどシュールレアリズム的雰囲気に貫かれ、画風も細密ではあるが漫画的デフォルメを残していたが、本作では作画はいっそう写実的になり、劇画の趣が色濃くなる。更に等身大に近い作者が主人公として登場し、孤独感の描写や、新宿の色町風景、ヌードスタジオや食堂の女との関係など現実世界を描く。ただ、主人公が、『ゲンセンカン主人』では初めて来た町にデジャヴュ(既視感)を覚えたが、本作では自分で自分の存在を離人的に感じるなど、意識に対する特異な感覚が共通している。『ゲンセンカン主人』の自己模倣ともとれる作品。 また、本作ではつげのいくつかの作品のテーマになっている「蒸発」がストレートに描かれている。『李さん一家』、『峠の犬』なども蒸発や世捨てをテーマにしたものだったが、まだ暗示にとどめられていたものが、この作品では直截に描かれた。実際の旅行では、食堂の母娘から身の上話を聞くが、この母娘の二人暮らしに自分が入り込んだらどうなるか、娘と結婚して主人に収まったらどうなるかという妄想から『やなぎ屋主人』は生まれる。つげは、そういう妄想を持つこと自体が、すでに自分自身を捨てたいとの願望があったと自己分析している〔「つげ義春漫画術(下巻)」(1995年10月 ワイズ出版)〕。 冒頭に『網走番外地』の歌が登場するが、つげは映画は見ていなかった。ただ、歌が好きで自分自身の内面で、気分や雰囲気でどこかでつながっていると感じていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「やなぎ屋主人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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