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『ゆびさきミルクティー』は、宮野ともちかによる日本の漫画作品。『ヤングアニマル』(白泉社)にて、2003年NO.1から2010年NO.6まで連載された〔ただし、途中2007年NO.1を最後に、2009年NO.21からの連載再開まで、2年半以上もの間休載していた。2006年NO.18の目次の作者のコメントでは「作画のあまりの酷さに、編集長のお叱りをうけました」と記しており、ネームの遅れと徹夜の悪循環によって作画が乱れ、編集長のストップがかかったとされている。〕。単行本は白泉社ジェッツコミックスより全10巻。また、全巻刊行後のヤングアニマル2010年NO.16にて読み切りとして特別編が掲載された(これは宮野の後作である『リカ』の第1巻に収録されている)。 == 概要 == 女装趣味を持つ少年を中心に展開される恋愛漫画。登場人物の成長に拘って描かれている〔第10巻巻末あとがきより。〕。タイトルのミルクティーとは「ミルク=白=男性」、「ティー(紅茶)=赤=女性」で2つが合わさっているという意味。ゆびさきは、「ちょっとエッチっぽいニュアンスを出したかった」との事。 主人公の少年の女装を題材にしたものだが、実際には主人公の幼馴染・主人公の同級生を取り巻く三角関係を描いた作品である。淡い少女漫画を思わせる絵柄とは裏腹に、近親愛系や同性愛系のモチーフが非常に多く、また様々な種類のフェティシズムに満ちており、「限りなく透明でささやかなストーリー」という作品コンセプトとは裏腹に、全体的には非常に濃い作品となっている。 初めは2003年NO.1からNO.6まで短期集中連載として発表され、同年NO.14より本格連載が開始された。そのため、単行本1巻の初版には「1巻」のクレジットはない。以上の経緯から、作者は「先の続かないような描き方にしてしまったため、続きを描くことが決まってからちょっと後悔している」と最終巻のあとがきで語っている。また同じく最終巻のあとがきでは、「(もし長期連載がわかっていれば)ドタバタコメディーのような話に持っていけれたのに」と作者が語っているように、作者自身初の長期連載ということもあり、彼自身も「経験不足で色々な失敗をしている」と認めており、それが2年以上の休載にも繋がっている。 ファンやネットユーザーからの略称は、「ゆびさき」または「さきミル」。ただ、掲載誌を同じくする『デトロイト・メタル・シティ』の略称である「DMC」になぞらえ、「YMT」と略されることもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゆびさきミルクティー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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