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東京臨海新交通7000系電車(とうきょうりんかいしんこうつう7000けいでんしゃ)は、株式会社ゆりかもめ(旧・東京臨海新交通)が保有するAGT(新交通システム)車両。6両編成23本の138両が在籍する。 ==概要== 1995年(平成7年)の東京臨海新交通臨海線(当時)の開業に合わせて登場した。 車両にATO(自動列車運転装置)とATC(自動列車制御装置)を搭載しており、普段はATOによる自動運転による無人運転だが、先頭車両にはワンハンドル式マスター・コントローラー(力行3ノッチ、ブレーキ4ノッチ)を装備しており、非常時や車両基地内での移動では、乗務員による手動運転も可能である。全車が制御電動車または電動車であり、車体長は9000mm、車高は2470mm、車体幅は2470mmである。日本の案内軌条式鉄道の車両として初めてステンレス車体、片側2ドア構造、空気式のウイングスライド方式プラグドア(3次車以降は外吊り引き戸式)、クロスシート配置(3次車以降はセミクロスシート)の座席、折り畳み座席付きの車椅子スペースを採用しており、車両前面には折り畳みはしご付きの非常用脱出扉が設けられている。前面と側面に大きく表記された数字が編成番号を表す。車両番号は編成番号を示す百位と十位の数字「19・20」が欠番になっている。なお、早朝と深夜に運行される列車は自動運転ではなく、乗務員による手動運転扱いとなっているため、先頭車前面の座席が運転席となり、運転台が使用される。列車無線は誘導無線方式を採用しており、音声だけでなく車両のデータや故障などの情報を送ることができる。電動空気圧縮機は、往復形単動2段圧縮機(1000ℓ/min)を編成内に2台搭載しており、車両の客室ドアの開閉やブレーキで使用される。 集電装置は、走行に使用される電力が電圧600Vの3相交流3線式を採用してるため、3つの集電器が車体下部に取付けられている。主電動機は、1-3次車が分巻補極付きの直流電動機で、主電動機の冷却は自己通風式が採用され、4-6次車が三相かご形誘導電動機で、主電動機の冷却は自己通風式が採用されており、ともに出力は110kwである。制御方式は、1-3次車は、側面から集電装置を介して供給される3相交流をサイリスタ位相制御により直流に整流するとともに出力電圧を制御することで直流電動機を制御する、3相全ブリッジサイリスタ位相制御方式を採用しており、4-6次車は、コンバータで3相交流を直流に変換した後、VVVFインバータで三相交流に変換して誘導(交流)モーターを制御する、コンバータ・インバータ制御方式を採用している〔CI制御とも呼ばれる〕。 台車は1-3次車が平行リング式のユニット台車、4-6次車は平行リング式のボギー台車を採用している。また、ガイドウェイに設置された案内軌条により車両を案内する案内方式は側方案内方式を採用しているが、走行車輪を操向(ステアリング)する操向方式は、1-3次車は2軸4輪ステアリング方式、4-6次車は4案内輪車軸ボギー方式が採用されているが、7300系の導入後は、案内車輪の変位を、台車に装着された案内操向装置を介して直接台車に伝達することで、台車全体を旋回させる方式から案内車輪の変位を、案内操向装置自体に直結した操向用のロッドにより、走行輪の舵角に転換して操向する方式に変更されている。 7000系の形式称号は、お台場周辺の東京臨海副都心が7番目の副都心であることに由来する。 製造メーカーは多くが日本車輌製造だが、三菱重工業、東急車輛製造、新潟鐵工所、新潟トランシスも数編成を製造している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東京臨海新交通7000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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