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ゆる体操(ゆるたいそう)は身体をゆるめて人の能力を高めることを目的とする体操。高岡英夫が提唱した。 高岡は、人の能力の根本は身体の使い方にあると考える。スポーツや武道のみならず、芸術、学問、ビジネス、職人、家庭人などで優れた人間は必ず優れた身体のあり方、使い方をしているというのである。優れた体のあり方とはゆるんだ身体であり、その身体を手に入れるためのメソッドがゆる体操である。 体力が低下している高齢者からハイレベルな身体の使い方を目指すスポーツ選手まで、広範囲の人が実践できるよう工夫がされている。 姿勢による分類としては寝たままの状態で気軽に行える寝ゆる、椅子を用いて行う椅子ゆる、足を肩幅くらいに開き楽に立って行う立ちゆる、呼吸によって身体を内側からゆるめる息ゆるなどがある。 旧い分類には骨をゆるめるほゆる、筋肉をゆるめるきゆる、内臓をゆるめるぞゆるなどがあった。 ゆる体操の特徴のひとつは、擬音を発しながら行うものがある。ゆるゆる、とろとろ、くねくね、ぷらぷら、もぞもぞ、ねばねば、どさーっ、など身振りの感じを表す言葉を声にしながら行う。これが身体をゆるめるのには効果的であるという。 == ゆる体操の実績 == *国立鹿屋体育大学の女子バスケットボール部は、1999年までは全国ベスト16の壁を破れなかったが、ゆる体操を中心とした脱力トレーニングを導入後、2000年には全日本学生選手権で6位、2003年には4位、2004年には3位、そして2005年4月の日本女子学生選抜バスケットボール大会で優勝という成果を上げた。1日3時間の練習のうち、1.5時間を脱力トレーニングにあて、残りをバスケットボールの練習にあてた結果だという〔“ゆるトレ”で大学日本一監督「生の声」 ~清水信行監督(1)~ 〕〔“ゆるトレ”で大学日本一監督「生の声」 ~清水信行監督(2)~ 〕〔“ゆるトレ”で大学日本一監督「生の声」 ~清水信行監督(3)~ 〕。 *ゆる体操をとりいれた関西高校ボート部が五年連続国体優勝。2008年には4大会優勝のグランドスラムを達成した〔“ゆるトレ”で史上初の国体5連覇&高校4冠(1) ~森川幸夫監督~ 〕〔“ゆるトレ”で史上初の国体5連覇&高校4冠(2)~小野勝之指導員~ 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゆる体操」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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