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『フランダースの犬』(フランダースのいぬ)は、1975年1月5日から同年12月28日までフジテレビ系列の『世界名作劇場』(放送当時は『カルピスまんが劇場』)枠で放映された日本アニメーション制作のテレビアニメーションシリーズ、およびそれを基にした劇場版アニメなど派生作品の総称。 == 概要 == 原作はイギリス人作家ウィーダの同名小説『フランダースの犬』。オープニングでの原作のクレジットは、ウィーダの本名ルイス・ド・ラ・ラメー(ルイスの前の「マリー」が欠落した誤記)となっている。 テレビ最終回の視聴率はビデオリサーチ・関東地区調べで30.1%を記録したが、これは『世界名作劇場』枠内アニメの視聴率で最高記録である。特にラストシーンは悲劇の代表格として現在でも広く知られ、『なつかしのアニメ名場面特集』などのテレビ特番では定番シーンとなっている〔本放送時も、テレビ放送に合わせて出版されていた絵本や児童書で先に結末を知ってしまった視聴者が多かったこともあり、ストーリーが終盤に近づくにつれ、主人公ネロが助かるよう嘆願する手紙がテレビ局に多数寄せられたという。〕。 現在は『世界名作劇場』の第1作目として認知されているが、放送当時は『カルピスこども劇場』のタイトルで放送されていた。また、初回放送時は第26話まで『カルピスまんが劇場』と銘打たれており(※第21話 - 第23話は、すでに『カルピスこども劇場』になっているが、第24話 - 第26話では『カルピスまんが劇場』に戻っている)、これはズイヨー映像から日本アニメーション制作に切り替わった際にタイトルも変更されたが、DVDなどでは日本アニメーション表記のオープニング映像を使用している関係で、全話とも『カルピスこども劇場』に統一されている。『カルピスまんが劇場』版のオープニング映像は未ソフト化である。 作中の舞台であるベルギーでは、イギリス文学である原作の知名度がそれほど高くないうえ、内容も評価されていなかった(フランダースの犬#各国での評価を参照)こともあり、本作品が放送されることもなかった。しかし、本作品の影響で日本から多くの観光客が訪れることもあり、アントワープに記念碑や銅像が建てられた。なお、テレビ朝日系バラエティ番組『大胆MAP』2008年6月29日放送分では、ベルギー人たちに本作品最終回のラストシーンを見せ、彼らが感動するシーンが番組内で流れた。 前作『アルプスの少女ハイジ』と次作『母をたずねて三千里』の主要スタッフであり本作品にもわずかながら参加していた宮崎駿は、「視聴率的には成功したんですが、僕はゴミみたいな作品だと思うんですけどね」と本作品を評している〔徳間書店『映画 風の谷のナウシカ GUIDEBOOK』宮崎駿インタビュー〕。 1997年3月、テレビ版と同じ黒田昌郎監督、日本アニメーション制作により、『THE DOG OF FLANDERS(劇場版 フランダースの犬)』が松竹系で全国公開された。 2010年3月、世界名作劇場放送35周年を迎えた日本アニメーションは、本作品に登場するパトラッシュの名前を冠した「パトラッシュ基金」を発足させ〔パトラッシュ基金公式サイト 〕、盲導犬育成普及事業の支援を開始した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランダースの犬 (アニメ)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dog of Flanders (TV series) 」があります。 スポンサード リンク
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