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『ロードス島戦記』(ロードスとうせんき、)は、日本のファンタジー作品。 1988年、水野良(角川スニーカー文庫)より小説が刊行されて以降、多岐にわたるメディアミックス作品が発売されている。1991年にOVAにてアニメ化、翌1992年にハドソンより家庭用ゲームソフトも発売。1998年にはテレビ東京からテレビアニメシリーズが放送された。 出渕裕が描いた、エルフをはじめとするイラストが人気を集めた〔読売新聞 2013年12月3日 朝刊15面「ライトノベルの先駆けロードス島戦記 出渕さんのイラストの力は大きかった(水野良、談)」〕。小説の他にもコミック、コンピューターゲームなど様々な媒体で発表され、2013年には『ロードス島戦記生誕25周年』を記念して、豪華単行本が発行された。小説版は角川スニーカー文庫の名を世に広める立役者となり〔ロードス島戦記生誕25周年|角川書店 、2013年12月16日閲覧。〕、ライトノベルからはじまるメディアミックスの草分けとなった〔『ロードス島戦記』25周年記念 、2013年12月16日閲覧。〕。 なお舞台となる「ロードス島」と同名の島(英語表記はRhodes)がエーゲ海に実在するが、本作品との関連性はない〔水野自身も実在のロードス島(ロドス島)の存在を全く知らなかった。〕。 == 概要 == 「呪われた島」ロードスを舞台に英雄たちの興亡と冒険を描いたファンタジー物語である。 1986年、パソコン雑誌『コンプティーク』におけるテーブルトークRPG(TRPG)の紹介記事として掲載されたのが作品として発表された最初である。このグループSNEによる『Dungeons & Dragons』の誌上リプレイは、連載が進むに従い世界観やストーリー及びキャラクターへの人気が高まり、結果連載はキャラクターを替えて第3部まで続く好評企画となった。もともとロードス島とはグループSNEが『D&D』に限らずさまざまなテーブルトークRPGでキャンペーン・ゲームをするために用意した舞台で、オリジナルルールのほか、『ルーンクエスト』や『ドラゴンクエスト』〔米国のTRPG作品の名称。日本のコンピュータRPGである『ドラゴンクエストシリーズ』(エニックス、現:スクウェア・エニックス)とは無関係。〕でプレイされたこともあった〔「ロッコの早耳情報 (2)」、『ウォーロック』VOL.13、社会思想社、1988年1月、p.29。ISBN 4-390-80013-2〕。 リプレイの「DM(3部ではGM)」であった水野良は1988年、このリプレイを基にした小説第1作『灰色の魔女』を刊行。以降、本シリーズと『ロードス島伝説』及び『新ロードス島戦記』を合わせた小説シリーズの累計発行部数は2005年に1000万部を超えるベストセラーとなっている〔『新ロードス島戦記』5 終末の邪教(上) 初版本(2005年11月1日発行)の帯による。〕。 リプレイ1部と2部は『Dungeons & Dragons』を使用していたが版権上の問題が発生したため3部からはグループSNEオリジナルのTRPGルール〔後に『ロードス島戦記コンパニオン』として正式に出版される事になった。〕採用によって連載がなされている(この関係上、1部2部当時の連載は単行本として刊行されておらず、後に登場キャラクターを小説版のものにしたシナリオをオリジナルルールで再プレイしたリプレイ本として発売されている)。 その後コンピューターゲームやアニメーションでも発表され、多くのメディアでファンに親しまれる作品となっている。また後に、背景世界であるフォーセリアを舞台にした『ソードワールドRPG』などの数々の派生作品も展開されている。 日本国産ファンタジー作品として一定の成功を収め、またブームを一過性のものに終わらせず固定したファン層も確保し、その地位を不動のものにした。また、このジャンルの作品としてはほぼ初の(テーブルトークRPGを元にした作品としては間違いなく初の)大規模なメディアミックス展開を実施し、一定の成果を上げた作品となり、メディアミックス作品を含めて英語やフランス語、中国語などにも翻訳される。2008年にはアニマックスのアニメソングイベントで同作品のOP曲を歌って受賞した外国人も現れている。 本作の魅力の一つであるビジュアル面は、出渕裕が担当。出渕の誤解によりディードリットに採用されたエルフを描写する際の選択肢の一つでしかなかった「ロバのような長い耳」はそれ以降この作品の人気と相まって、日本のファンタジー作品における「エルフと言えば、長い耳」というイメージが定着した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロードス島戦記」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Record of Lodoss War 」があります。 スポンサード リンク
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