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わら半紙(わらばんし、藁半紙)とは稲藁や麦藁を原料とする半紙である。 明治期からは藁を原料とするパルプから製造された洋紙をさす言葉となり、藁を原料としなくなった現在は中質紙や、さらにその下級紙である更紙(ざらし)、あるいは再生紙をさす言葉として慣例的に使われることがある。また、わら半紙の厚手の物を黄ボール(黄板)と言う。 本項では主に明治期以降にわら半紙と呼ばれているものについて記載する。 ==特徴== 細かく切った稲藁や麦藁を薬品で煮溶かしてパルプにするため品質が安定せず、藁の形状が残ったままの製品をよく見かけることがあった。このため表裏に差があり、表は比較的平滑であるが裏はザラザラしてペン先や鉛筆の先が引っ掛りやすく、表面の強度も弱かったこともあり消しゴムで消すと破れることもあった。 現代のわら半紙(中質紙)は、上質紙と比べ白色度に劣り、リグニンを除去していないため比較的短期間で黄色く変色する。このため一般に長期間の保存には適さない。また、シャープペンシルなどの筆記具を用いると破れやすいという欠点をもつ。この他、学校などの教育現場でよく使われる簡易印刷機(輪転機)等ではインクの乗りが良いものの、通常の印刷機ではインクがにじみやすい、紙詰まりを起こしやすいといった欠点も持つ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「わら半紙」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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