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『アイ・アム・レジェンド』(''I Am Legend'')は、2007年に製作された、ワーナー・ブラザーズ配給のSF映画である。 リチャード・マシスンの小説“''I Am Legend''”(日本語版は映画化に合わせて『地球最後の男』から『アイ・アム・レジェンド』に改題された)の3度目の映画化作品。2007年12月14日、日米同時公開された。日本での興行収入は43億円〔。 == あらすじ == 2012年、廃墟と化したニューヨーク。元米国陸軍中佐であり科学者のロバート・ネビルは、3年もの間シェパードの愛犬サムだけを家族として、動物園から逃げ出したインパラを狩り、公園でトウモロコシを収穫する生活を送り、1日も欠かさず生存者を求めてメッセージを発信し続けていた。ネビルはウイルス感染により、世界人口60億人のほとんどが絶滅していく中で生き残った、ニューヨークでたった1人の生存者なのである。 それからさかのぼること3年前の2009年、女性科学者アリス・クルピン博士がはしかウイルスを元にガンの治療薬を開発した。治療薬は1万9人のガン患者に試験投与され、全員が治癒した。だが、試験投与された1万9人のうち5,000人から狂犬病のような症状が出始め、治療薬のウイルスが人間を死に至らしめるK.V(クルピン・ウイルス)に突然変異していることがわかる。 K.Vの致死率は94%。全人類の6%は免疫を持っており、生き延びることができたが、5%は全身の体毛と太陽光(紫外線)への耐性を失い、常人を遥かに上回る身体能力を得て、他の人間を襲って捕食する「ダーク・シーカー」に変貌してしまった。 ニューヨークがK.Vの感染源になったことで大統領は軍を出動させ、ニューヨークを封鎖したが、K.Vは空気感染によって世界中へと拡散していった。 K.Vに免疫があり、なおかつダーク・シーカー化を免れたネビルは、家族を失いながらも人気が絶え廃墟と化したニューヨークで生き残っていた。ネビルの娘がネビルに護るよう言いつけた子犬のサムも成長し、ネビルとともに昼間は野生動物を狩り、夜になると活動を始めるダーク・シーカーの群れを警戒しながら寄り添って暮らしていた。 一方でネビルは自宅地下の研究室でK.Vの研究を続け、ダーク・シーカーを人間に戻す血清のテストのために、マウスや生け捕りにしたダーク・シーカーをサンプルにした実験を繰り返していた。 研究に見込みが出てきたある日、臨床実験のためにダーク・シーカーの群れから1人の女性を生け捕りにしたことで、ネビルは群れを率いるダーク・シーカーのボスから執拗に狙われるようになる。 その後ネビルはダーク・シーカーに襲われサムを失うこととなる。ネビルはダーク・シーカーに復讐するために罠を仕掛け、ダーク・シーカーを車でひき殺すが、自身も殺されそうになる。しかし3年間無線で送り続けたメッセージを聞いてやって来たアナとその子供のイーサンによって救われるのだった。 自分以外の生存者と久しぶりに遭遇したネビルだったが、「生存者達が暮らしている北部のコロニー」というアナの語る荒唐無稽な話を聞かされ、怒りながら自分はあくまでK.Vの感染源となったニューヨークに残ると言い放ち、アナの北部への旅立ちの誘いを拒絶する。 しかし、ネビルを救った際のアナの不注意な行動が災いして、この時すでにネビルの家はダーク・シーカーの群れに突き止められてしまっていた。夜になるとダーク・シーカーの群れが、ネビルの家へ襲撃を開始する。必死に防戦するネビルだったが、群れのボスが屋内へ侵入するのを許してしまう。 アナとイーサンを連れて地下の研究室に逃れたネビルが見たものは、血清をテスト投与したダーク・シーカーの女性が人間へ戻りつつある姿だった。 ネビルはそのダーク・シーカーから血液を採取すると、それをアナに託す。女性を奪い返そうと捨て身の攻撃を続ける群れのボスと対峙して死を覚悟したネビルは、手榴弾を抱えて捨て身で攻撃し、死亡する。 その後、アナたちはコロニーに到着し、ネビルの採取した血液を届けた。そしてネビルは、ダーク・シーカーを人間に戻す血清を開発した人物として「伝説」となったのだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アイ・アム・レジェンド」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 I Am Legend (film) 」があります。 スポンサード リンク
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