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アイスキューブ・ニュートリノ観測所(アイスキューブ・ニュートリノかんそくじょ、The IceCube Neutrino Observatory)は、南極のアムンゼン・スコット基地の地下に設置されたニュートリノ観測所〔 〕。同じ場所にアイスキューブの前身であり技術的な実証となったAMANDAがあったが、すでに稼動を停止している。 == 概要 == 南極の厚い氷の中にDOM(Digital Optical Module)と呼ばれる球体の光センサーモジュールを数千個並べてある。1つのDOMは耐圧球の中に浜松ホトニクス製の光電子増倍管、地表の施設にデジタルデータを送るためのデータ収集回路、電源、磁気シールドが内蔵されている〔 〕〔天文天体物理夏の学校2006 京都大学 理学研究科 物理学第二教室 宇宙線研究室宇宙線分科会〕〔 〕。 完成は2010年12月18日(ニュージーランド時間)〔 http://icecube.wisc.edu/ 〕。熱水ドリルで南極の氷に深さ2450mの垂直の穴(string)を86本掘削し、それぞれのstringの深さ1450mから2450mの間に60個のDOMが縦に並べられている。86本全てのstringを合わせてarrayと呼び、合わせて86x60=5160個のDOMが氷の奥深くに埋め込まれていることになる。これらのセンサーは深さ方向に1km、上から見て1km2の正六角形の領域に分布しており、全体として1km3もの体積を持つ巨大な検出器を構成している。 なお、上記とは別に地表付近(氷の表面から深さ50mまで)に設置された80の施設にもそれぞれ2つのチェレンコフ光検出用タンクがあり、各タンクには2つの光センサーがあるため合計で80x2x2=320個の光センサーがある。これらはIceTopと呼ばれ、アイスキューブの施設の一部となる。 アイスキューブは、TeV領域の高エネルギー宇宙ニュートリノの観測を目的としている(日本のスーパーカミオカンデはGeV領域の観測に留まる〔スーパーカミオカンデにおける高エネルギーニュートリノ研究 名古屋大学太陽地球環境研究所 京都大学基礎物理学研究所 2005年度第18回理論懇シンポジウム〕)。2011年現在、世界最大のニュートリノ観測施設である〔WORLD'S LARGEST NEUTRINO OBSERVATORY COMPLETED AT SOUTH POLE University of Wisconsin 2010年12月17日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アイスキューブ・ニュートリノ観測所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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