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アイダホ州()は、アメリカ合衆国北西部のロッキー山脈にある州である。州の北はカナダ国境(ブリティッシュコロンビア州)に接し、東はモンタナ州とワイオミング州に、西はワシントン州とオレゴン州に、南はネバダ州とユタ州に接している内陸の州である。 州の大部分が山岳地帯の州であり、面積では全米50州の中で14位、ニューイングランドの面積よりも広い。農業と共に林業、鉱業が盛んである。近年は自然を活かした観光業なども州の大きな収入源になっている。コロンビア川とスネーク川のダムや閘門が整備されたことで、州東端にあるルイストン市は大陸アメリカ合衆国の太平洋岸から最も内陸にある海港になっている。 州都および最大都市はボイシである。 2010年国勢調査に拠れば、州人口は1,567,582人である。アイダホ州の愛称は「宝石の州」であり、ほとんどあらゆる種類の宝石が州内で見つかっている〔Just, Rick. "Star Garnet." ''Idaho Snapshots''. Meridian, Idaho:Radio Idaho, 1990. 9.〕。さらに、スター・ガーネットが見つかったのは世界で2か所しかない所の1つであり(もう1つはパキスタンとインドのヒマラヤ山脈)、六角スター・ガーネットが見つかったのはここだけである。また「ジャガイモの州(Potato State)」と呼ばれることもある。州のモットーはラテン語の''Esto Perpetua'' (不滅ならんことを)である。 ==名前の由来== アイダホは悪戯の結果から名づけられた唯一の州であると言われているが、正確な由来は神話の中に留まったままである。1860年代初期、ロッキー山脈中の新しい準州の名称を決めようとしていたときに、奇抜なロビイストジョージ・ウィリングが「アイダホ」をショショーニ・インディアンの言葉で「山から昇る太陽」あるいは「山々の宝石」の意味であるとして提案した。しかしこれは後にウィリング自作の造語であったことが明らかになった。連邦議会は1861年2月に一旦この地域の名前を「コロラド準州」とすることに決めた。現在のコロラド州では、議会が「アイダホ」という名前を採用することに先行しようとして、ある町の名前を「アイダホ・スプリングス」と名付けた。 しかし、「アイダホ」という名前はそのまま進まなかった。連邦議会がコロラド準州(現在のコロラド州)を創設したのと同じ年に、ワシントン準州東部にアイダホ郡と呼ぶ郡が創られた。この郡名は1860年にコロンビア川で進水した蒸気船の名前を採ったものだった。この蒸気船がウィリングの創作が露見したよりも前に名付けられたのか、あるいは後に名付けられたのかは不明のままである。それでもアイダホ郡を含むワシントン準州東部から1863年にアイダホ準州が創設された。 名前の由来に関する証拠が無いままに、20世紀以降の多くの文献では、ウィリングがショショーニ語の "ee-da-how" から「アイダホ」を派生させたという証言を事実として記録している。 「アイダホ」という名前は平原アパッチ族の「敵」を意味する "ídaahę́" から出てきた可能性がある。コマンチェ族はこの言葉をアイダホ準州を呼ぶときに使った〔''etymonline.com'' 〕。 アイダホ州の歴史教科書は次のようになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アイダホ州」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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