|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ アイドル : [あいどる] 【名詞】 1. (1) idol 2. (2) idle 3. (P), (n) (1) idol/(2) idle ・ 歌 : [うた] 【名詞】 1. song 2. poetry ・ 歌謡 : [かよう] 【名詞】 1. song 2. ballad ・ 謡 : [うたい] 【名詞】 1. Noh chanting 2. recitation
アイドル歌謡(アイドルかよう)とは、 昭和のアイドルによって歌われた音楽のジャンルであり、歌謡曲(昭和のポピュラー音楽)の一種である。 なお、平成のアイドルによって歌われる楽曲はアイドルソングと呼ばれ、曲調などが異なる傾向にある。 == 解説 == 全体の傾向として、1970年代の後半から1980年代の前半までは、フォークソングを基調とした叙情を重視した楽曲が多数を占めていたが、1980年代後半からは、ロック系の楽曲を基調とした洋楽やダンス・ミュージック等の影響を受けたサウンド、コーラス等を重視した楽曲が増える傾向にあり、その後のJ-POP隆盛の礎を築いたという見方もできる。特徴としては、メロが単調、曲中に盛り上がるキメが複数ある、間奏や前奏が派手、アップテンポなどが挙げられる。 80年代アイドル歌謡として、特徴として挙げられるのが、衣装、振り付けがある。今のアイドルもダンスを重視するが、この当時は激しい動きはさほど見られず、かっこよい動きを追求する現代に比べて、可愛らしさを追及する面が衣装にも振り付けにも見られた。両者とも、職人が手がける事が常であったが、南野陽子、中森明菜ら、自ら衣装デザインに参入するアイドルもいた。尚、基本的にシングルを一曲リリースする度に、それに併せた衣装が作成されていた(時に複数着用意することもあった)。80年代前半は特にヒールやドレス、ミニスカートなどキュート且つ華麗な衣装が目立ち、石川秀美のような脚線美を売りにしたアイドルはこの演出をうまく取り入れていた。 曲作りにおいては、80年代は分業制を取り入れており、歌い手・作詞・作曲・編曲各々がプロ作家として独立性を保っていた(90年代以降のつんく♂、小室哲哉などによる完全プロデュース型とは好対照であった。ただし、菊池桃子×林哲司のようなプロデュース型アイドルもわずかに存在していた)。後藤次利、林哲司のようないわゆるスタジオ・ミュージシャンが多く参入していたのも特徴的であり、この点において80年代アイドルは、歌唱力は別としても、曲そのもののクオリティーは高品位であった。特に松田聖子のような大物アイドルとなると、レコーディングそのものに巨額が投じられ、彼女のアルバムは参加アーティスト(デイヴィッド・フォスター、大瀧詠一等)という側面からみても豪華であったと言われる。 他方で、柏原芳恵のように歌唱力に定評があり、一定の世界観を保持したアイドルは、中島みゆきや松山千春らがプロデュースを行っていた〔アルバム(タイニーメモリー、春なのに)をリリースした例もある。〕。さらに、河合その子、河合奈保子のように元々ピアノ等の楽器を演奏できる歌手も少なくなく、彼女らはキャリア後半で自ら作曲を手がける事にもなった。また、当時のアイドルは可愛らしさを売りにする傾向があったため、アルバムトラックの中に、日記調で本人の肉声が入ったメッセージトラックなるものが収録されていたのも特徴的である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アイドル歌謡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|