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オオツノシカ(''Megaloceros giganteus''/大角鹿)は、200万年前 - 1万2000年前(新生代第三紀鮮新世後期 - 第四紀更新世末)のユーラシア大陸北部に生息していた大型のシカ。オオツノジカとも記される。マンモスや毛サイと並んで氷河期を代表する動物として知られる。和名はこの属の特徴である巨大な角の後枝から。学名も同様に「巨大な枝角」を意味する。なお、日本で発掘されるヤベオオツノシカ(''Sinomegaceros yabei'')は別属別種であり、単にオオツノシカと呼ぶ場合は大陸産の本種を指す。 File:Fossil of Megaloceros Giganteus.jpg|オオツノシカ(''Megaloceros giganteus'')の骨格標本。(国立科学博物館) File:Sinomegaceros yabei 2.jpg|日本で発掘されるヤベオオツノシカ(''Sinomegaceros yabei'')。オオツノシカとは別属別種。(国立科学博物館) File:Fossil of Megaloceros Giganteus.jpg|オオツノシカ(''Megaloceros giganteus'')の骨格標本。(国立科学博物館) File:Sinomegaceros yabei 2.jpg|日本で発掘されるヤベオオツノシカ(''Sinomegaceros yabei'')。オオツノシカとは別属別種。(国立科学博物館) File:Fossil of Megaloceros Giganteus.jpg|オオツノシカ(''Megaloceros giganteus'')の骨格標本。(国立科学博物館) File:Sinomegaceros yabei 2.jpg|日本で発掘されるヤベオオツノシカ(''Sinomegaceros yabei'')。オオツノシカとは別属別種。(国立科学博物館) ==概要== 最大のものでは肩高約2.3メートル、体長3.1メートルに達した大型のシカ。その名の通り巨大な角を持つ。角の差し渡しは最大3.6メートル以上、重量は50キログラムを超えるといわれる。この角を支えるため、首筋から肩にかけての筋肉が発達していた。この角は発情期において性的ディスプレイ及び闘争の手段として使われたと思われる。それによって傷を負い、動けなくなって餓死したと思われる個体の化石も発見されている。現生のヘラジカも大型の角を持つが、両者の類縁は遠い。 旧石器時代の壁画にかれらの姿が描かれている。おそらく人類の狩の対象になったと思われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オオツノシカ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Irish elk 」があります。 スポンサード リンク
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