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RS4(アールエスフォー)は、アウディが製造するA4をベースとしてクワトロ社がチューニングを行って生産されるスポーツカーである。 == 歴史 == === 初代 B5系(2000-2002年) === アウディが生産するA4のスポーツモデルS4。その中でもS4アバントをクワトロ社がチューニングして生産したのが初代RS4である。1994年にポルシェとのコラボにより完成されたRS2の流れを汲み、ボディタイプはアバントと呼ばれるワゴン型のみ設定され、セダン型の設定はない。アウディらしくスポーツカーとしてのチューニングを施しても外観、内装ともに派手さは極力抑えこまれているが、左右に32mmずつ拡大されたフェンダーとその中に収められる9スポークの18インチ・アルミホイールと255/35ZR18という極太タイヤ、後に「RSルック」と称され多くのコピーエアロをも生んだエアダクト付きの専用大型バンパー、アルミフィニッシュされたサイドミラーなどは、A4とは全く異なる無言の威圧感を与えている。 パワーユニットはS4と同じ2.7リッターV6DOHC5バルブツインターボだが、クワトロ社による専用チューニング(コスワース・テクノロジー製のシリンダーヘッドや大径ターボチャージャーの採用、およびインテーク/エグゾースト・ポート面積の拡大など)によって385PS/44.9kgf-mの最高出力を発揮する(S4では265PS/40.8kgf-m)。このパワーを受け止める専用6速MTは3速、4速をよりクロスレシオ化し、クワトロシステムと相まって0-100km/h加速4.9秒を達成している。なお、このモデルでは前後駆動力配分が50:50とされていた。 S4に比して運動性能が格段に向上したため、ボディおよびシャシーもより強度と剛性を高めるチューニングが行われている。シャシーに関しては、パワーユニットの強化にあわせて専用のスポーツ・サスペンションを採用。最低地上高が標準車に対して20mm低められたそれは、コイルスプリングやショックアブソーバーの設定が見直されているほか、コンポーネントの一部がアルミニウム化され、重量の軽減も図られている。また、ブレーキシステムも、フロント360mm、リア312mmの大径ベンチレーテッドディスクを採用している。 内装は、ダークグレー基調に黒革(''Valcona Leather'' )・白革(''Silk Nappa Leather'' )の他に、アルミニウム糸が織り込まれたクロス地を組み合わせたハーフレザー(''Pearl Nappa Leather Fabric High tech'' )の3タイプのシート表皮が選択できた。なお、シート本体は全席レカロ製であり、フロントはシートヒーター付電動スポーツシートを採用している。 また、パネル類はピアノブラック(''Piano Varnish Black'' )の他、リアルカーボン(''Carbon Fibre'' )から選択できた。 ボディーカラーは下記の6色が設定されていた。 *銀(シルバー)・・・Avus Silver, pearl effect *赤(レッド)・・・・Misano Red, pearl effect *青(ブルー)・・・・Nogaro Blue, pearl effect *緑(グリーン)・・・Goodwood Green, pearl effect *黒(ブラック)・・・Brilliant Black *黄(イエロー)・・・Imola Yellow 2001年6月に日本において限定50台が正規ディーラーで輸入・販売された。左ハンドル・ハーフレザー・ピアノブラックパネル内装のみの設定で、全国メーカー希望小売価格は9,600,000円であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アウディ・RS4」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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