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アキレウス : ウィキペディア日本語版
アキレウス

アキレウス(、)は、ギリシア神話に登場する英雄で、ホメーロス叙事詩イーリアス』の主人公である。ラテン語ではアキレス
プティーアの出身で、プティーア王ペーレウスと海の女神テティスとの間に生まれた。アイアコスの孫にあたる。スキューロス島の王リュコメーデースの娘との間にネオプトレモスをもうけた。トロイア戦争にはミュルミドーン人を率いて50隻の船と共に参加し、たった一人で形勢を逆転させ、敵の名将を尽く討ち取るなど、無双の力を誇ったが、戦争に勝利する前に弱点の踵を射られて命を落とした。足が速く、『イーリアス』では「駿足のアキレウス」と形容される。
== 幼年時代 ==
アキレウスが生まれると母テティスは、息子を不死の体にするために冥府を流れる川ステュクスの水に息子を浸した。そのとき、テティスの手はアキレウスのかかとを掴んでいたためにそこだけは水に浸からず、かかとのみは不死とならなかった。それゆえ、アキレウスはトロイア戦争でかかとをパリス(一説にはアポローン)に射られて死に到ることになる。踵からふくらはぎにかけてのであるアキレス腱はこの挿話にちなんでいる。テティスはアキレウスを養育しなかったので、ペーレウスはアキレウスを、ケンタウロスの賢者ケイローンに預けた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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