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アクセス制御リスト(アクセスせいぎょリスト、Access Control List、ACL)とは、オブジェクト(受動体)に付属する許可属性のリスト。コンピュータセキュリティにおけるアクセス制御を実現するために、あるリソース(受動体)に対する誰からのどの操作を許可するかを列挙したもの。例えば、ファイル X についてのアクセス制御リストに要素 (Alice, delete) があれば、Alice はファイル X を削除することができる。 == アクセス制御リストに基づくセキュリティモデル == アクセス制御リストに基づくセキュリティモデルでは、能動体(subject, 人間やプロセス)が受動体(object, システムやファイル)への操作を要求したとき、システムは許可属性のリストを検査して、その操作を実行してよいかどうかを決定する。アクセス制御リスト (ACL) に基づくセキュリティモデルの定義の鍵となるのは、ACLがどう修整されるかである。つまり、各受動体のACLに対して誰がどんな修整をすることが許されているかである。 ACLを用いる制御には2種類ある。任意アクセス制御と強制アクセス制御である。任意アクセス制御とは、受動体の作成者か所有者がその受動体へのアクセスを完全に制御できるものをいう(その受動体を他人がアクセスできるようにACLを変更することを含む)。強制アクセス制御とは、ACLに記載されている許可属性を書き換えるときにシステム全体からの制限を受けるものをいう。 伝統的なACLシステムでは各利用者に許可を与えてしまい、その結果、多数の利用者をもつシステムにおいてはやっかいなことになる。現代的なロールベースアクセス制御と呼ばれる方法では、許可はいったんロール(役割)に対して割り当てられ、それが利用者に割り当てられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アクセス制御リスト」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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