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BN-350 はカザフスタンのアクタウ(1964年から1992年まではシェフチェンコ)原子力発電所に設置されていたナトリウム冷却高速炉である。1964年から建設が始まり、1973年から発電を開始した。アクタウ市に135MWeの電力とカスピ海の水を淡水化した12万トンの水を供給し、プルトニウムの生産も行っていた。 == 構成 == BN-350はループ型のナトリウム冷却高速炉である。炉心を冷却した一次系ナトリウムから格納容器外部にある中間熱交換器を用いて二次系ナトリウムに熱伝達し、さらに蒸気発生器で蒸気を発生させる冷却ループを持つ(後継のBN-600はプール型で、中間熱交換器を格納容器内に収めることで炉外に一次系配管を露出させないようになっている)。蒸気発生器で発生させた蒸気は、蒸気過熱器で昇温してから発電用蒸気タービンに導かれる。蒸気過熱器の熱源として蒸気発生器で熱伝達した二次系ナトリウムを用いることで熱効率を改善している。 蒸気タービンを回転させた蒸気は復水器で水に戻されるが、一部は海水淡水化設備に送られて海水を蒸発させるのに利用されていた。 世界初の高速炉実証炉ということもあり、出力密度は435kW/リットルと低く抑えられており、保守的な設計が採られている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BN-350」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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