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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
アクロマート(''Achromat'' )とは、2色に対して色収差を補正したアプラナートを言う。 眼視で使用する場合、C線とF線について軸上色収差を補正し、d線で球面収差とコマ収差を最小にするC-d-F補正が普通である〔『天文アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編』pp.161-200「対物レンズ」。〕が、天体望遠鏡では暗い対象を見ることが多いのでe線球面収差とコマ収差を最小にするC-e-F補正が合理的である〔。 通常の写真乾板は肉眼と比較して青色から紫色に敏感であったので、以前の写真用レンズは、d線とg線について軸上色収差を補正しF線で球面収差とコマ収差を最小にするd-F-g補正が普通であった〔。こうすると肉眼で決めたピント位置そのままで撮影できる〔。 写真星図ほか天文学に使用する天体写真撮影の場合は、1989年時点でも通常の写真乾板が多用されていたため、数が多い青白い星に合わせ、F線とh線について軸上色収差を補正し、g線で球面収差とコマ収差を最小にするF-g-h補正としており、これを「天体写真色消し」という〔。 == 望遠鏡 == ===リトロー型対物レンズ === 1827年オーストリア〔ウィーン天文台所長だった天文学者ヨーゼフ・ヨハン・フォン・リトロー〔(''Joseph Johann von Littrow'' )が強く推奨した〔リトロー型対物レンズは簡単に設計でき〔研磨〔も組み立て〔も容易〔であり、惑星表面観測などに使う長焦点の対物レンズに適する〔アクロマートである〔。ガラスは任意に選べる〔が、凸レンズにはクラウンガラスK3か硼珪クラウンBK7、凹レンズにはフリントガラスF2を使用するのが普通である〔。コマ収差が多いのが欠点だがF20では全く実害はない〔。世界最大の屈折望遠鏡であるヤーキス天文台の40インチ(102センチメートル)F19屈折望遠鏡も、世界第2位のリック天文台の90cmF19屈折望遠鏡も、対物レンズにリトロー型を採用した〔ケプラー式望遠鏡である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アクロマート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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