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アゲハモドキ : ウィキペディア日本語版
アゲハモドキ

アゲハモドキ (擬鳳蝶蛾、揚羽擬蛾、''Epicopeia hainesii'' ) は、チョウ目・アゲハモドキガ科に分類されるの一種。

==特徴==
成虫は前翅長30-37mm、翅を開くと50-70mmほど。和名は体の中に毒を持ち捕食者に襲われにくいジャコウアゲハの雌に擬態していると考えられることからつけられた。翅の色合いや紅い斑点模様の配置など、ジャコウアゲハの雌とそっくりである。
ただし本種はジャコウアゲハよりだいぶ小さく、触角が両(くし)歯状になっているので判別は容易であり、南方系の蝶であるジャコウアゲハ類が生息しない北海道や東北地方にも本種は生息している事から、この擬態については疑問の考えもある。
世界に6種生息しこのうち日本では本種1種が生息している。
北海道本州四国九州に分布するが対馬産のものは別亜種 ''E. h. tsushimana'' Inoue, 1978 とされている。
午後から夕方にかけて飛ぶ昼行性とされるが、街灯や自動販売機などの夜間燈火に飛来することもある。発生は6月-9月上旬、年1-2回ほどで,幼虫はミズキ科の各種植物の葉を食べる〔杉 繁郎 「アゲハモドキの食餌植物 」(Japanese journal of entomology 32(3), 405, 1964年9月30日)〕。

File:Epicopeia hainesii, -Sapporo, Hokkaido, -28 Jun. 2012 a.jpg|成虫 (札幌市内)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アゲハモドキ」の詳細全文を読む




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