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アサノハカエデ
アサノハカエデ(麻の葉楓、学名:''Acer argutum'' )はムクロジ科カエデ属の落葉小高木。雌雄異種〔〔『日本の野生植物 木本II』p.9〕。 == 特徴 == 樹高は5-10mに、幹の直径は15-20cmになる。樹皮には皮目が点在する。冬芽の鱗片は2対あり、敷石状に並び、紫褐色になる。鱗片葉は長さ1.5-2cmになるへら形で、背面に短い軟毛が密生する。葉は頂芽、側芽および仮頂芽から伸びて、2-5対、対生する。この他、雌花序の基部に1対の葉をつけるが、雄花序の基部にはつかない。葉身は、長さ2.5-6.5cm、幅3-8cmで、掌状に5-7浅・中裂し、裂片の先は尾状にとがり、基部は心形から切形になり、縁は細かい重鋸歯がある。葉の表面は無毛で、裏面に短伏毛が密生し、ときに白色を呈する。葉柄は長さ2-10cmあり、葉身より長く、毛はない〔〔〔。 花期は5月。葉の展開に伴って、花序を前年枝の仮頂芽および側芽から出す。花は淡黄緑色。雄花序は束状で花が7-10個垂れ下がり、花柄は長さ約1.5cm、萼片は4個あり黄緑色で長さ3mm、花弁は4個で萼片より小さい。雄蕊は4個で長さ約5mmになる。雌花序は散房状で花が約10個垂れ下がり、萼片は4個あり黄緑色で長さ2-3mm、花弁は4個で萼片より小さく、雄蕊はないか、あっても1-2個で短い。子房は無毛で、花柱は外曲する。果期は8-9月。果実は翼果で、果序は総状で垂れ下がり、分果は無毛で長さは2.-2.5cmになり、果翼はほぼ水平に開く〔〔〔。 和名は、葉脈の流れ方がアサ科のアサ(麻)の葉に似ることによる〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アサノハカエデ」の詳細全文を読む
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