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アシュモレアン博物館(the Ashmolean Museum of Art and Archeology)とは、イギリスに所在する世界最初の大学博物館である。正式名称:アシュモレアン美術・考古学博物館。最初の建物は、エリアス・アシュモールが1677年オックスフォード大学に寄贈した「驚異の部屋」の収納のために建てられた。 == 沿革 == 収蔵品はエリアス・アシュモール自身が集めた物と、庭師で旅行家にして収集家であったジョン・トラデスカント、および同じ名前の息子ジョン・トラデスカントから入手した物で、古銭、書物、版画、地質標本、動物標本(そのひとつにヨーロッパで見られた最後のドードー鳥の剥製があったが、虫食いがひどかったため1755年に頭部と爪のひとつを除いて破棄された)が含まれていた。博物館は1683年5月24日に開館し、自然科学者のロバート・プロットが最初の学芸員(Keeper)職に就任した(1973年より、学芸員(Keeper)職は館長 (Dirctor) 職と変更された)。 その後、種々の標本は新しい博物館に移されて、ブロード・ストリートの建物(後に「オールド・アシュモレアン」として知られるようになったこの最初の建物はしばしばサー・クリストファー・レン、およびロバート・ガンサー博士の手になるものとされる)はオックスフォード英語辞典のスタッフのための事務所として使われた。1935年からはオックスフォード科学史博物館として、世界最大のアストロラーベコレクションやルイス・エヴァンスがオックスフォード大に寄贈した科学装置のコレクションを展示している。 現在の建物は、チャールズ・コッカレルのデザインによる新古典主義建築で、1845年にボーモント・ストリートに建てられている。建物の東翼はタイラー・インスティテューション、オックスフォード大学近代語学部(現・中世および近代語学部)の施設が占めていた。本館にはエリアス・アシュモールとジョン・トラデスカント父子による当初のコレクションはもちろんのこと、膨大な考古学資料や芸術作品が納められている。芸術作品の中にはラファエル前派の最も優れたコレクションの一つに数えられる絵画や、同じくマジョリカ陶器、英国銀器のコレクションが含まれる。考古学部門においては、アーサー・エヴァンズの遺贈品である非常に優れたギリシャとミノアの陶器のコレクションが含まれている。同部門にはまた、古代エジプトおよびスーダンの古代遺物の幅広いコレクションを所蔵している。なお同館ではエジプト学の進歩のためにグリフィス研究所を主催している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アシュモレアン博物館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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