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アジール・チンドン : ミニ英和和英辞書
アジール・チンドン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

アジール・チンドン : ウィキペディア日本語版
アジール・チンドン[ちょうおん]

アジール・チンドン(ASYL CHING-DONG)は、1995年12月9日に発売された、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットのデビュー・アルバム。
== 解説 ==
ソウル・フラワー・ユニオンは1995年、阪神・淡路大震災の直後にソウル・フラワー・モノノケ・サミット名義で「出前慰問ライヴ」を行った。これは伊丹英子の発案によるもので、震災被災者に何か出来ないのかという気持ちからのことであった。諸般の理由からアコースティックな楽器を用いることにし、エレキ・ギターを沖縄の三線に、ドラムをチンドン太鼓や朝鮮のチャンゴに持ち替え、他のメンバーはそれぞれアコーディオンやクラリネットなどを持ち、マイクの替わりにメガホンや拡声器を使い(震災当初、如何なる場所でも演奏出来る、ということが主眼に置かれた故の「非電化」であった)、戦前戦後の流行歌やアイヌ民謡、沖縄民謡、朝鮮民謡などを彼ら独自のアレンジで演奏し、被災者の、特にお年寄りからの反響が大きく、メンバーはお年寄りに歌いつ教えられつといった感じで、慣れない楽曲を習得していったという。
このアルバムは、ソウル・フラワー・ユニオンが所属するメジャーのソニー・ミュージックエンタテインメント(キューンレコード)からのリリースではなく、自主制作という形をとり、沖縄系の作品を多く出しているインディーズのリスペクト・レコードからのリリースとなった。
前月にリリースされたソウル・フラワー・ユニオンのシングル「満月の夕」のカップリングとして本来は「復興節」(元は関東大震災後に流行した曲。ソウル・フラワー・ユニオン版は阪神・淡路大震災を題材にした歌詞が追加されている)を予定していたが、レコード会社の自主規制により却下される(ソニー・ミュージックエンタテインメントは烏賀陽弘道の取材に「震災をネタに浮かれていると取られる可能性が1%でもある限り、発売はできない」〔烏賀陽弘道『Jポップとは何か』岩波新書、2005年4月、101頁。ISBN 400430945X〕 と回答した)という事件のため、自主制作の道へとつながった。
本作は3万枚を売り上げ〔、ロング・セラーを続けている。
なお、アルバム・タイトルの「アジール」は、ドイツ語で「自由領域」「避難所」「権力が及ばない場所」を意味し、アルバム・ジャケットは、写真家北井一夫による三里塚闘争の写真である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アジール・チンドン」の詳細全文を読む




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