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アジア開発銀行(アジアかいはつぎんこう、)は、アジア・太平洋における経済成長及び経済協力を助長し、開発途上加盟国の経済発展に貢献することを目的に設立された国際開発金融機関である。本部はフィリピン共和国・マニラ首都圏マンダルーヨン市。ESCAP(アジア太平洋経済社会委員会)の発案により、1966年に発足した。現在67か国/地域で構成される。最大の出資国は日本と米国(ともに出資比率15.7%を占める)である。 設立初期の段階から、当時の大蔵省(現・財務省)が深く関わっており、大蔵省OBでもあり初代総裁も務めた渡辺武が作成した私案をもとに、大蔵省の意向を強く反映して設立が進められた。 == 組織 == 本部をマニラ首都圏に据え、世界26か所に事務所を設置している(アジア地域19か所に駐在員事務所、太平洋地域3か所に準地域事務所の他、フランクフルトに欧州代表事務所、東京に駐日代表事務所とアジア開発銀行研究所(所長:吉野直行)、ワシントンDCに北米代表事務所、東チモールに特別リエゾン事務所)。 2007年末時点におけるADB の職員数は2,443名であり、出身国は55カ国。このうち経営幹部は5 名、専門職員は847名(上位10カ国は、日本:118名、アメリカ合衆国:103名、インド:58名、中華人民共和国:50名、オーストラリア:50名、カナダ:46名、ドイツ:37名、大韓民国:34名、インドネシア:33名、イギリス:32名)、一般職員は1,591 名。歴代総裁はすべて日本人が就任している。 最高政策決定機関は総務会(Board of Governors)で、各加盟国1人の総務で構成される。日本からの総務として財務大臣(現任:麻生太郎)が任命される。総裁は総務会で選出される。また、融資の承認等日常業務の意志決定がなされる理事会(Board of Directors)は、マニラ駐在の12人の理事(域内国から8名、域外国4名)で構成される。理事は隔年選出される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アジア開発銀行」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Asian Development Bank 」があります。 スポンサード リンク
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