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アスモデウス(Asmodeus)はユダヤ教とキリスト教の悪魔のひとつ。旧約聖書外典の『トビト記』などに登場する。 == 解説 == アスモデウスはラテン語形で、『トビト記』ではギリシア語形アスモダイオス (Ἀσμοδαῖος)の名で表れる。またヘブライ語形アシュメダイ (אַשְׁמְדַאי )に由来するアスモダイ(Asmodai, Asmoday)とも呼ばれる。またグリモワールの中にはフランス語形アスモデ(Asmodée)の表記もみられる。 語源はゾロアスター教の悪魔アエーシュマで、その呼び名アエーシュモー・ダエーワ( *''aēšmō.daēva-'')がギリシア語やヘブライ語にはいり、それぞれアスモダイオス、アシュメダイ等になったという説が有力である。アエーシュモー・ダエーワという語形は残存しているアヴェスター語文献には確認できないが、そもそも現在残っている文献の数は非常に少なく、またアヴェスター語文献を翻訳したと思われるパフラヴィー語文献にはヘーシュム・デーウ(Xēšm Dēw)という語形が見られる(この語から派生したという説もある)。『トビト記』全体がイランの大きな影響下にあることも、この説を補強している〔J. P. Asmussen, 1983, AĒŠMA, ''Encyclopædia Iranica'' vol. 1, pp. 479-80.〕。 また、ヘブライ語で「滅ぼす、破壊する」を意味する語根''√שםד ''に由来するという説もあるが、民間語源説のようである〔M. Hutter, 1999, ASMODEUS, ''Dictionary of Deities and Demons in the Bible'', p. 106.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アスモデウス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Asmodeus 」があります。 スポンサード リンク
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