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アタリ・ショック : ミニ英和和英辞書
アタリ・ショック
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


アタリ・ショック ( リダイレクト:アタリショック ) : ウィキペディア日本語版
アタリショック

アタリショックとは、1982年アメリカ合衆国においての年末商戦を発端とする家庭用ゲーム機の売上不振「Video game crash of 1983」のことである〔。
この崩壊にはAtari VCS以外のゲーム機の家庭用ゲーム市場も含まれる。パソコンゲーム市場は含まれない。また欧州や日本など北米以外のゲーム市場は含まれない。
== 概要 ==
北米における家庭用ゲームの売上高は1982年の時点で約32億ドル(同年末の日本円で約7520億円)に達していたが、1985年にはわずか1億ドル(同年末の日本円で約200億円)にまで減少した。北米の家庭用ゲーム市場は崩壊し、ゲーム機ホビーパソコンを販売していた大手メーカーのいくつかが破産に追い込まれた。ゲーム市場最大手であったアタリ社も崩壊、分割された。この1983年から1985年にかけての北米家庭用ゲーム市場の崩壊をVideo game crash of 1983と呼ぶ。日本ではアタリショックと呼ばれる。
Atari VCSとともに崩壊した北米の家庭用ゲーム市場は、任天堂が1985年に発売し、1987年頃には全米で大ブームとなったNESによって復興された。
1986年当時の任天堂社長の山内博の認識によると、「サードパーティによる低品質ゲームソフト(俗に言う「クソゲー」)の乱発がアタリの市場崩壊を招いた」と言う〔 "Video Games Gain In Japan, Are Due For Assault On U.S.". The Vindicator. June 20, 1986。海外紙の記事なので元の日本語は不明だが、山内本人の言葉として"Atari collapsed because they gave too much freedom to third-party developers and the market was swamped with rubbish games."とある。〕。これは後世まで業界の共通認識となっており、2010年当時の任天堂社長である岩田聡は、「粗悪なソフトが粗製乱造されたことで、お客さんからの信頼を失ってしまった。」と定義している〔。ここから転じて、ハードやジャンルに関わらずゲームソフトの供給過剰や粗製濫造により、ユーザーがゲームに対する興味を急速に失い、市場需要および市場規模が急激に縮退する現象を「アタリショックの再来」または単に「アタリショック」と呼ぶこともある。
日本では1996年にNHKで放送された『新・電子立国』で取り上げられて広く知られるようになった。ただし、番組で述べられたように1982年のクリスマス商戦でいきなり市場が崩壊したわけではなく、以下に示すように1982年から1985年にかけて複雑な経過をたどった。なお、「アタリショック」という言葉そのものは米国最大の玩具小売業者トイザらスの副社長だったHoward Moore(発言時は同社役員)の発言として1990年の日経エレクトロニクス紙に初めて登場した〔”アタリショック”という言葉を初めて使ったのは米トイザらスの副社長さんです 日経エレクトロニクス1990年9月3日号(no.508)の記事の紹介〕。
また、アタリショック後に売れ残った大量の不良在庫を埋葬したとされる「ビデオゲームの墓場」が存在するという都市伝説があったが、これは2014年に真実であったことが証明された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 North American video game crash of 1983 」があります。




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