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アダサウルス
アダサウルス(''Adasaurus'' 「アダのトカゲ」の意味)は白亜紀後期に現在の中央アジアに生息したドロマエオサウルス科の獣脚類恐竜の属の一つである。小型(1.8 mほどと推定される)で二足歩行の肉食動物であり、後肢の第二趾に鎌状の鉤爪を持っていた。〔Holtz, Thomas R. Jr. (2008) ''Dinosaurs: The Most Complete, Up-to-Date Encyclopedia for Dinosaur Lovers of All Ages'' Supplementary Information 〕属名はモンゴルの神話に登場する悪霊の名である「アダ」と古代ギリシャ語で「トカゲ」を意味する''sauros'' から作られている。唯一の種である''A. mongoliensis'' の種小名は発見国のモンゴルに由来するものである。1983年にモンゴルの古生物学者により命名、記載された。 ==分類== アダサウルスは現生鳥類に近縁な恐竜のグループであるドロマエオサウルス科に属している。ドロマエオサウルス科には他にデイノニクス、ヴェロキラプトル、ミクロラプトル、ブイトレラプトルなどが含まれている。科内でのアダサウルスの類縁関係はよく分かっていない。伝統的には科の命名元であるドロマエオサウルスや大型のユタラプトルとともにドロマエオサウルス亜科に分類されてる。しかし、最近の研究ではヴェロキラプトル亜科である可能性もあるとされている〔Senter, Phil, et al. "New dromaeosaurids (Dinosauria: Theropoda) from the Lower Cretaceous of Utah, and the evolution of the dromaeosaurid tail." PloS one 7.5 (2012): e36790.〕〔Longrich, Nicholas R., and Philip J. Currie. "A microraptorine (Dinosauria–Dromaeosauridae) from the Late Cretaceous of North America." Proceedings of the National Academy of Sciences 106.13 (2009): 5002-5007.〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アダサウルス」の詳細全文を読む
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