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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 触媒 : [しょくばい] 【名詞】 1. catalyst
アダムス触媒(アダムスしょくばい、Adams' catalyst)は酸化白金とも呼ばれる物質で、酸化白金(IV)水和物(PtO2-H2O)とも表記される。アダムス触媒は有機化学の分野で、水素添加や水素化分解の触媒として利用される。アダムス触媒は暗褐色の粉末で市販品が入手可能である。酸化物の状態では触媒としての活性は持たず、水素と処理して白金黒に変換したものが反応に利用される。 == 製法 == アダムス触媒は塩化白金酸(H2PtCl6)または塩化白金酸アンモニウム((NH4)2PtCl6)を硝酸ナトリウムに溶融させて製造される。 V. Voorheesおよびロジャー・アダムス(Roger Adams)〔Voorhees, V.; Adams, R. "The Use of the Oxides of Platinum for the Catalytic Reduction of Organic Compounds". J. Amer. Chem. Soc., (1922) 44, 1397-1405. 〕によって最初の製法が報告された。この方法では最初に硝酸白金錯体が生成し、二酸化窒素を放出する。 ::H2PtCl6 + 6 NaNO3 → Pt(NO3)4 + 6 NaCl (aq) + HNO3 ::Pt(NO3)4 → PtO2 + 4 NO2 + O2 生成物は褐色泥状で、水で洗い流して硝酸塩を除去する。生成したアダムス触媒はすぐに利用しても乾燥させてデシケーター中で保管して後日使用しても良い。白金を回収する場合は王水に溶解させたのちアンモニアで処理して、塩化白金酸アンモニウムにする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アダムス触媒」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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