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アダ・ツィガンリヤ
アダ・ツィガンリヤ(セルビア語:、発音:)は、セルビアの首都・ベオグラードにある、サヴァ川に浮かぶ中州であり、人工的にサヴァ川右岸と接続されて半島となっている。島は単にアダ(Ada)と通称され、また「アダ・ツィガンリヤ」の名は、単にその中州のみではなく、人工的にサヴァ川から切り離されて湖となったサヴァ湖や、湖岸のビーチを含めて使われることも多い。 かつては一般の人々は近寄れない、四方を川に囲まれたぬかるんだ土地であり、公的な処刑の場となっていたが、島が河岸と接続されてビーチやスポーツ施設などの開発が進むと、レクリエーションの場として人気が高まり、夏には毎日10万人以上、週末には最大で30万人が訪れるようになった〔 〕。その人気の高まりにより、市民からはベオグラード海(More Beograd)と呼ばれ、2008年には公式にアダ・ツィガンリヤの広告スローガンとして「More BeogrADA」が使われた。 == 場所 ==
アダ・ツィガンリヤは、ドナウ川へと注ぎ込んでいるサヴァ川河口から4キロメートル上流にあり、川の南岸に接している。島は行政上、全域がベオグラード市チュカリツァ区に属している。上流側にある島の西端とその近く、東端近くの合計3箇所でサヴァ川右岸と陸続きになっており、東側の接続地点から下流側に突き出した半島状の地形と、河岸との間の水域はチュカリツァ湾と呼ばれる。東側の接続地点はチュカリツァ区のセニャク地区(Senjak)に隣接しており、島の中央部および西部はそれぞれチュカリツァ地区、マキシュ(Makiš)地区とサヴァ湖をはさんで接している。サヴァ川の主流をはさんだ対岸はノヴィ・ベオグラード区のブロコヴィ(Blokovi)およびサヴスキ・ナシプ地区(Savski Nasip)、そしてアダ・ツィガンリヤと同様に人工的に陸続きとなったマラ・ツィガンリヤ(Mala Ciganlija、小ツィガンリヤ)がある。アダ・ツィガンリヤとノヴィ・ベオグラードとの間には、四方を完全に川に囲まれた中州島・アダ・メジツァ()がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アダ・ツィガンリヤ」の詳細全文を読む
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