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アツィナナナの雨林は、マダガスカル島東部の6つの国立公園にまたがる森林である。この古い森林は、6000万年以上前に他の大陸と別れたこの島の地理上の歴史を物語ってくれるものといえる。2007年には、キツネザルなどの絶滅危惧種の生息や生物多様性が評価され、ユネスコの世界遺産に登録された。 == 国立公園 == アツィナナナの雨林が存在する国立公園は以下の通りである。世界遺産登録に当たっては、以下の国立公園に含まれる13の地域が対象となった。 ;アンドハヘラ国立公園(Parc national d'Andohahela) 島の南東部にある国立公園で、面積は760.2 km² である。鬱蒼と繁った熱帯雨林と、この島に典型的なトゲの多い森林からなっている。 ;アンドリンギトラ国立公園(Parc national d'Andringitra) この国立公園も島の南東部にある。面積は 311.6 km² で、高山地帯(最高峰は 2658 m)と深い渓谷で構成されている。このあたりの森林は「低緯度の熱帯林」と呼ばれており、トゲの多い森林、ラン科の植物、300種以上の維管束植物などが見られる。動物相についていえば、100種以上の鳥類、55種の両生類、13種のキツネザルなどが棲息している。 ;マロジェジ国立公園(Parc national de Marojejy) マダガスカルでも屈指の美しさを持つ国立公園で、熱帯林、山地の木立、ヒースの木立などから成っている。60種以上の両生類と116種の哺乳類の生息が確認されている。 ;マソアラ国立公園(Parc national de Masoala) 面積は 2100 km² である。砂浜沿いの国立公園で、中緯度帯の熱帯林を見ることができる。特筆すべきはその生物多様性で、島の生物種の半分が棲息している。その中には、キツネザル、オオハシモズ、サンゴ礁、クジラ、果食のコウモリなどが含まれ、稀少なマダガスカルヘビワシ(Madagascar Serpent-eagle)や アカチャアオバズク(フクロウ科)も棲息している。 ;ラノマファナ国立公園(Parc national de Ranomafana) 面積は 410 km² で、島で最も有名で最重要の国立公園である。1986年にキンイロタケキツネザル(キンイロジェントルキツネザル)が発見されたことを踏まえて、1991年に国立公園が設定された。ラノマファナは20世紀末以降の国立公園の手本となる存在で、114種の鳥類や12種のキツネザルが棲息している。 ;ザハメン国立公園(Parc national de Zahamen) 面積は 640 km² で、13種のキツネザルが棲息している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アツィナナナの雨林」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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