翻訳と辞書
Words near each other
・ アテローム
・ アテローム(性)冠(状)動脈瘤
・ アテローム(性)移植伏在静脈硬化(症)
・ アテローム(性)血栓症(粥状血栓症)
・ アテローム(症)粥腫
・ アテローム塞栓症(粥状塞栓症)
・ アテローム性プラーク
・ アテローム性冠状動脈硬化性心疾患
・ アテローム性動脈硬化
・ アテローム性動脈硬化性脳血管疾患
アテローム性動脈硬化症
・ アテローム性大動脈硬化症
・ アテローム性脳動脈硬化症
・ アテローム性腎動脈硬化症
・ アテローム性腕頭動脈硬化症
・ アテローム性鎖骨下動脈硬化症
・ アテローム性頚動脈硬化症
・ アテローム板
・ アテローム潰瘍
・ アテローム症


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アテローム性動脈硬化症 : ミニ英和和英辞書
アテローム性動脈硬化症[あてろーむせいどうみゃくこうかしょう]
《循環器》 atherosclerosis
===========================
アテローム : [あてろーむ]
 Atheromatosis, Plaque(ぷらーく) 《意味》血管内に付着し終局的に石灰化し得る脂肪性の沈着物。高血圧や動脈硬化、血栓症の原因になり得る。
アテローム性動脈硬化 : [あてろーむせいどうみゃくこうか]
 《循環器》 atherosclerosis
アテローム性動脈硬化症 : [あてろーむせいどうみゃくこうかしょう]
 《循環器》 atherosclerosis
テロ : [てろ]
 【名詞】 1. (abbr) terror 2. terrorism 3. (P), (n) (abbr) terror/terrorism
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 
動脈 : [どうみゃく]
 【名詞】 1. artery 
動脈硬化 : [どうみゃくこうか]
 《循環器》 1. arteriosclerosis 2. hardening of the arteries 
動脈硬化症 : [どうみゃくこうかしょう]
 《循環器》 arterial sclerosis, arteriosclerosis, 《循環器》arteriosclerotic, angiosclerotic, hardening of the arteries
: [みゃく]
 【名詞】 1. pulse 
硬化 : [こうか]
  1. (n,vs) hardening 2. vulcanization 3. vulcanisation 4. sclerosis 
硬化症 : [こうかしょう]
 (n) sclerosis
: [か]
 (suf) action of making something
: [しょう]
  1. (adj-na,n-suf) illness 
アテローム性動脈硬化症 ( リダイレクト:動脈硬化症 ) : ウィキペディア日本語版
動脈硬化症[どうみゃくこうかしょう]

動脈硬化症(どうみゃくこうかしょう、arteriosclerosis)とは、動脈硬化により引き起こされる様々な病態の総称。
心臓から全身に血液を送り込む役割を担う動脈の内壁が肥厚し硬化した状態を指して動脈硬化と呼称する。本症はこの動脈硬化が原因で身体にさまざまな症状が現れることを指す〔《→アーカイブ 》〕。
動脈硬化には、アテローム性動脈硬化(粥状動脈硬化)、細動脈硬化、中膜石灰化硬化(メンケベルグ硬化)の3つのタイプが存在するが、一般に「動脈硬化」といえばアテローム性動脈硬化を指すことが多い〔《→アーカイブ 》〕〔《→アーカイブ 》〕。
アテローム性動脈硬化は、脂質異常症(旧・高脂血症)や糖尿病高血圧喫煙運動不足などの危険因子により生じると考えられ〔 〕〔、最終的には動脈の血流が遮断されて、酸素栄養が重要組織に到達できなくなる結果、脳梗塞心筋梗塞などを引き起こす原因となる〔。
最近では本症の危険因子の一つとして考えられている脂質異常症や、その脂質異常症を招く元となっている内臓脂肪型肥満(内臓脂肪の蓄積)〔《→アーカイブ 》〕の上に高血糖・高血圧・脂質異常のうち2つ以上が集積した状態にあって動脈硬化を急速に進行させるといわれるメタボリックシンドローム〔《→アーカイブ 》〕についての研究が盛んである。
== 特徴(タイプ別) ==

=== アテローム性動脈硬化 ===
アテローム性動脈硬化(Atherosclerosis, )とは、動脈の内側に粥状(アテローム性)の隆起(プラーク)が発生する状態。プラークは長い時間をかけて成長し血液を流れにくくしてしまったり、突然プラークが破れて血管内で血液が固まり(血栓)、動脈の内腔(血液の流れるところ)を塞ぐ場合、あるいは血栓が飛んでさらに細い動脈に詰まる(塞栓)ことで、血流を遮断し重要臓器への酸素や栄養成分の輸送に障害を来すことがある。このような状態は発生した臓器ごとに脳梗塞心筋梗塞などといい、心臓の場合、完全に血流が遮断されていない狭心症という状態も存在するため、心筋梗塞と併せて虚血性心疾患という病名が用いられることもある。
これらは、いずれも致死的な疾患であり医療経済学的側面からも対策が必要なことから、動脈硬化の発生予防は先進国における大変重要な国民保健的課題となっている。
アテローム性プラーク(粥腫)は、血管内膜下にリポ蛋白(コレステロールの担体)が蓄積されて起き、血液の流れの遅い部位(低壁せん断応力部位)に好発するが、その詳しい仕組みについてはまだよくわかっていない。フラミンガム研究などをはじめとする各種疫学研究により、現在、悪玉コレステロール(低密度リポ蛋白LDL)の血中濃度が高い場合、耐糖能障害をふくむ糖尿病患者、高血圧患者、喫煙者などでは動脈硬化が進行しやすいことが証明されており、こういった危険因子をコントロールして発症予防をおこなうことが推奨されている。具体的には食生活の改善、運動、禁煙などが有効であり、生活習慣を是正した上での降圧薬、脂質降下薬(特にLDLコレステロール低下作用のあるスタチン系)、糖尿病治療薬も併用されうる。
コレステロール低下療法については日本人における有効性を疑問視する研究結果もあれば有効性を支持する研究結果も出されている。これを支持する立場では、各種の海外研究と日本人における研究の比較研究(メタアナリシス)や、MEGA studyで虚血性心疾患の1次予防が認められたとして、日本動脈硬化学会による動脈硬化性疾患診療ガイドライン(2002年版)においても、危険因子の数に応じた患者カテゴリー分類と十分なコレステロール低下療法が推奨されているが、これに反対とする立場も存在し〔富山医薬大教授・浜崎智仁著 『コレステロールは高いほうが長生きする』 エール出版社 2003年11月15日発行〕意見が対立したままである。
他にもエイコサペンタエン酸(EPA)などが日本人の動脈硬化性疾患予防に有効であるとした疫学研究結果が報告されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「動脈硬化症」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Arteriosclerosis 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.