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アドリアン・イリエ : ミニ英和和英辞書
アドリアン・イリエ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


アドリアン・イリエ : ウィキペディア日本語版
アドリアン・イリエ

アドリアン・イリエAdrian Ilie1974年4月22日 - )は、ルーマニアブラショフ出身の元同国代表のサッカー選手。ポジションはFW
弟のも元サッカー選手である。
== 略歴 ==
1991年にFCエレクトロプテレ・クラヨーヴァで選手キャリアをスタートすると直ぐに頭角を現し、1992年には30試合出場12得点を記録した。翌1993年にはステアウア・ブカレストへ移籍、同年にはルーマニア代表入りを果たした。
ステアウア・ブカレストの国内リーグ4連覇に貢献すると、母国の英雄であるゲオルゲ・ハジ率いるガラタサライSKへ移籍。そこでの活躍により1997-98シーズン途中にはスペインの強豪バレンシアCFへと当時のルーマニア選手の移籍金最高額で引き抜かれていった。スペインではシーズン途中からの加入にも関わらず、驚異的なペースでゴールを量産。アルゼンチンのクラウディオ・ロペスアリエル・オルテガと共に電光石火のカウンターアタックの一翼を担った。変幻自在のドリブル、鋭いスルーパス、予測不能のタイミングでのシュート等から『コブラ』の愛称で親しまれた。
フランスW杯グループリーグ初戦のコロンビア戦ではベストゴールの一つとも言われるチップキックシュートを決め、1-0の勝利に貢献した。そして第2戦のイングランド戦での活躍がイリエを世界に知らしめたが、前半の半ばにイリエが右サイドのペナルティエリア外、ゴールまで約30m〜40mの距離から隙をつき放った綺麗な放物線を描いたループシュートが、僅か10cm程の差でポストに当たってしまった。
所属クラブでは監督との確執、『2000年問題』に備えての練習不参加などの不可解な行動や、新戦力の補強により出場機会も減って行ったがサポーターと地元メディアはイリエを起用しない首脳陣に対し『才能の買い殺し』であるとイリエへの最大限の賛美を送った。EURO2000でもルーマニア代表のエースとして活躍したがドイツ戦での不可解なイエローカード等があり、ベスト4を賭けたイタリア戦には出場出来なかった。
怪我がちな事も重なりクラブ然り代表然りと出場機会が減っていたが、不運は続いた。2001-02シーズンの優勝がかかった大事なレアル・マドリードとの一戦でイリエのゴールがオフサイドと判定された事があった。後にこのゴールは誤審であったと審判団も認めたが、時既に遅くこの一戦を取れなかったバレンシアはシーズン優勝をレアル・マドリーに奪われてしまう。そしてイリエ自身もバレンシアとの契約延長はなかった。
中心選手として期待され、強豪デポルティーボ・アラベスと契約するが怪我の再発などによりトップコンディションを維持する事は出来なかった。そしてクラブも2部へと降格。翌シーズンは所属クラブすら失い、28歳の若さにして浪人となる。長期のブランクを経てトルコのベシクタシュへ移籍すると、2003年UEFA杯での古巣バレンシア戦では健在ぶりをみせつけた。
しかし薬物使用により2004年11月に所属クラブを解雇され7ヶ月間の浪人となっていた。また前述のトラブル等でルーマニア代表からは遠ざかっていたが、2005年2月国際親善試合スロヴァキア戦で復帰を果たした。
2004年、アドリアン・イリエはスイス・スーパーリーグFCチューリッヒで背番号10を背負い活躍をしたが、長年苦しんできた怪我が慢性化したことも繋がり、2005-06シーズン前に31歳で引退という結果となった。
2009年2月25日チェチェンのクラブFCテレク・グロズヌイで現役復帰を果たす予定だったが、メディカルテストに引っ掛かり、入団は取り消しになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アドリアン・イリエ」の詳細全文を読む




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