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アドルフ・ツー・シュヴァルツェンベルク : ミニ英和和英辞書
アドルフ・ツー・シュヴァルツェンベルク[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

アドルフ・ツー・シュヴァルツェンベルク : ウィキペディア日本語版
アドルフ・ツー・シュヴァルツェンベルク[ちょうおん]
アドルフ・ツー・シュヴァルツェンベルクAdolph Fürst zu Schwarzenberg, 1890年8月18日 フラウエンベルク城 - 1950年2月27日 ボルディゲーラ)は、オーストリア=ハンガリー(二重帝国)およびチェコスロバキアの貴族、地主。兄系シュヴァルツェンベルク侯爵家の第10代当主(1938年 - 1950年)。全名はアドルフ・ヨハン・マリア・フランツ・ヨーゼフ・フーベルトゥス・アガピト(''Adolf Johann Maria Franz Joseph Hubertus Agapit'')。
== 生涯 ==
兄系シュヴァルツェンベルク侯ヨハン2世(1860年 - 1938年)とその妻のトラウトマンスドルフ=ヴァインスベルク伯爵夫人テレーゼ(1870年 - 1945年)の間の第1子、長男として生まれた〔。フェルトキルヒ(現在のオーストリアフォアアールベルク州フェルトキルヒ郡)の中等教育学校(ギムナジウム)で学んだあと、プラハ大学で国際貿易学(Welthandel)と法学を専攻、1914年に法学博士号を取得した。第1次世界大戦では二重帝国軍の士官として従軍し、イタリア中近東に派遣された。二重帝国崩壊後、家族とともに新しく成立したチェコスロバキアの市民となり、同国軍の予備役士官となった。1921年より侯爵家の所領の経営に専念、1923年には土地改革と大所領の解体を推進するチェコスロバキア政府と折衝を行い、同国内にある一族の所領の3分の1以上を侯爵家に確保した。
1930年10月29日にベルク城(ルクセンブルクメルシュ郡コルマー=ベルク)において、ルクセンブルク女大公シャルロットの妹イルダと結婚した〔。1933年よりアフリカケニアで農場を経営していたが、1938年に父が死ぬと家督を継いで帰国した。アドルフとその家族は他のドイツ系住民と違ってドイツ国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)政府の野心を嫌っており、1939年にドイツがチェコスロバキア併合を強行すると妻とともに国外に脱出した。夫妻はまずイタリアに避難し、1941年にアメリカ合衆国に亡命した。合衆国では歴史研究を行い、同族のオーストリア宰相の伝記を執筆、この業績によってコロンビア大学から人文学博士号を授与された。
第2次世界大戦が終わると1946年にオーストリアに移り、共産党政権に対してナチ党に没収されていた所領の返還を求めたが、実現しなかった。翌1947年、共産党政権は議会で「シュヴァルツェンベルク法」を成立させ、ベネシュ布告では正当化出来ないシュヴァルツェンベルク家領の不法な横領を無理やり合法化した。また同時期、バイエルン州に有していた所領も農地改革により没収された。
妻イルダとの間に子供が無く、2人の従弟ヨーゼフ(1900年 - 1979年)とハインリヒ(1903年 - 1965年)にも男子が無かったため、1979年に兄系シュヴァルツェンベルク家は断絶した。弟系シュヴァルツェンベルク家の家長カールが兄系の家督を継ぎ、同家は一本化された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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