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アナキスト ( リダイレクト:アナキズム ) : ウィキペディア日本語版
アナキズム

アナキズムまたはアナーキズム()とは、政治思想の1つ。国家権威の存在を望ましくない、必要でない、有害であると考え、その代わりに無政府として国家のない社会を推進する(アナキストのいう「無政府」とは、無秩序としての無政府つまり無政府状態のことではなく、国家とは異なる秩序としての無政府)〔
The following sources cite anarchism as a political philosophy:
〕〔Slevin, Carl. "Anarchism." ''The Concise Oxford Dictionary of Politics''. Ed. Iain McLean and Alistair McMillan. Oxford University Press, 2003.〕思想のことである。
アナキズムの推進者をアナキストという。アナキズムは社会主義共産主義と共通するところも多いが、「自由社会主義」や「自由共産主義」ともいわれるように自由を強固に主張することで他の社会主義や共産主義と異なる。日本語では通常は無政府主義と訳されるが、必ずしも「無秩序な無政府状態にすべき」という思想ではなく、アナキストは無秩序主義者を意味しない。
== 概要 ==
アナキズムは、人間関係の行いにおいて、権力や権威を減少させ、更には廃止させようとする。多くのアナキストは「アナキズム」に定義を追加する事に反対している。''オックスフォード哲学必携'' は、「全てのアナキストが持つ、単一に定義された立場は存在せず、彼らは、アナキストというものはよくて家族的類似性を持つにすぎないと考えている」としている〔"Anarchism." ''The Oxford Companion to Philosophy'', Oxford University Press, 2007, p. 31.〕。
アナキズムには多数の種類や伝統があり、全てが相互に排他的という訳ではない。アナキズムの潮流は、社会的無政府主義個人主義的無政府主義の2つの分類(類似のものも含む)に大別される〔Ostergaard, Geoffrey. "Anarchism". ''The Blackwell Dictionary of Modern Social Thought''. Blackwell Publishing. p. 14.〕。
アナキズムはしばしば極左とみなされ、アナキスト経済アナキスト法哲学の多くは、共産主義集産主義参与型経済に、反国家主義を反映させる。これらは社会的無政府主義とも呼ばれる。
しかし他方では、アナキズムは常に個人主義または自由主義の潮流を含み 、市場経済私有財産、あるいは道徳的に理解された エゴイストアナキズムなどを支持する〔Narveson, Jan (2002). Respecting Persons in Theory and Practice. Chapter 11: Anarchist's Case . "To see this, of course, we must expound the moral outlook underlying anarchism. To do this we must first make an important distinction between two general options in anarchist theory The two are what we may call, respectively, the socialist versus the free-market, or capitalist, versions."〕〔Tormey, Simon, Anti-Capitalism, A Beginner's Guide, Oneworld Publications, 2004, pp. 118-119.〕。現在でもピエール・ジョゼフ・プルードンなどの個人主義的アナキストは社会主義者でもあるとされる。
そのほかにも、パナーキズム形容詞の無いアナキズムなどは、強制されない限りあらゆる種類の組織形態を支持も反対もしない。根本的な相違として、「アナキスト学派」は、完全な集産主義に対しては、 極端な個人主義を支持する〔。「アナキスト学派」運動の中心的な傾向は、個人主義的アナキズム無政府共産主義の表現である〔Skirda, Alexandre. Facing the Enemy: A History of Anarchist Organization from Proudhon to May 1968. AK Press, 2002, p. 191.〕。一部のアナキストは、アナキストの社会への手段として暴力革命テロリズムを支持するが、他のアナキストは根本的に全ての侵害への反対で、自衛または非暴力を主張する〔Fowler, R.B. "The Anarchist Tradition of Political Thought." ''The Western Political Quarterly'', Vol. 25, No. 4. (December, 1972), pp. 743–744.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Anarchism 」があります。




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