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anisakiasis =========================== ・ 症 : [しょう] 1. (adj-na,n-suf) illness
アニサキス(学名:''Anisakis'')は回虫目アニサキス科アニサキス属に属する線虫の総称で、海産動物に寄生する寄生虫である。ヒトにアニサキス症を発症させる原因寄生虫だが、ヒトへ感染するときには主にサケ、サバ、アジ、イカ、タラなどの魚介類から感染する。 アニサキスは、通常アニサキス属の種を指す。アニサキス属以外に近縁のシュードテラノバ属なども、アニサキス症と同様の症状(シュードテラノバ症)を起こすが、これもまとめてアニサキス症と呼ぶ場合もある。アニサキス症を引き起こす種は主に ''Anisakis physeteris''、''Anisakis simplex'' 及び ''Pseudoterranova decipiens'' の3種である。シュードテラノバ属は海洋性鰭脚類に寄生する ''Pseudoterranova decipiens'' の幼虫である。 == 生活環 == クジラ、イルカなどの海産哺乳類が最終宿主で、アニサキスの成体はこれらの動物の腸管に寄生している。産卵された卵は糞便とともに海中に放出され、オキアミなどの甲殻類に捕食されその体内で感染性を持つ第3期幼虫まで発育する。甲殻類が捕食され、更に食物連鎖上位の中間宿主である魚類やイカの体内(筋肉や体腔内など)で更に成長する。中間宿主は、アニサキスの種類ごとに異なっている。寄生された魚類やイカがクジラやイルカに食べられると成虫になる。 アニサキスに寄生された魚類やイカをヒトが食べても、ヒトの体内では成体になることはできないので、産卵もされない。また、魚類などの中間宿主の体内では、アニサキスが内臓だけに寄生する訳ではないため、内臓を避けて食べても感染を完全には防げない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アニサキス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Anisakis 」があります。 スポンサード リンク
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