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『アニメンタリー 決断』(アニメンタリー けつだん)は、太平洋戦争を題材にした竜の子プロダクション制作のテレビアニメである。1971年4月3日から同年9月25日までの間、毎週土曜日19時30分 - 20時に日本テレビ系で全26回放映された。 == 概要 == 太平洋戦争を、1941年の真珠湾攻撃から1945年の敗戦に至るまで、日本側と連合国側、その双方の指揮官や司令官、兵士たちの重要な「決断」を中心に描き出すノンフィクションドラマである〔。「アニメンタリー」とは、「アニメーション」と「ドキュメンタリー」を合わせて作られた造語であり〔、併せて、この作品の性格を端的に示している。視聴対象を子供だけでなく大人にまで広げ〔、戦争状態における将官達の「決断」の時を描き、いかなる「教訓」をもたらすのかを視聴者に訴えた作品となった〔。また、放送当時には同題名の雑誌が出版され、フィルムストーリーが掲載された〔。この雑誌は制作局である日本テレビ放送網が刊行し、全部で6冊発行された〔但馬オサム『世界の子供たちに夢を ~タツノコプロ創始者 天才・吉田竜夫の軌跡~』メディアックス、2013年、p.223〕。 実在の人物、兵器を忠実に描き、効果音は実写映画に使用される本物の爆発音やエンジン音を使用した。また、この作品に使用された色付きの透過光などの特殊効果は、当時としては斬新なもので、後に制作された『科学忍者隊ガッチャマン』などのタツノコ作品にも多用され、後のアニメ作品に影響を与えた〔。総監督だった九里一平も「『決断』で試した技術はすべて『ガッチャマン』の血と肉となりました」と証言している〔但馬、p.231〕。 2005年に第1 - 25話を収録したDVD、2015年にBlu-ray BOXが発売されたが、第26話は日本テレビと読売広告社制作による実写作品であるため、版権の関係から収録されておらず、再放送もされていない〔フィルム収録かVTR収録かは不明。もし後者であれば、1970年代初期は扱いの煩雑なオープンリール2インチVTRが使われ、かつテープが高価だったため放送終了後に他の番組収録に使い回されることも多く、現存していない可能性がある。〕。 扱われる決断の多くは軍人たちのものであり、各話の舞台も戦地や軍事基地といった場所がほとんどであったため、国内外含めて一般人の描写は極めて少ない。それ以外の政治家たちの決断が描かれたのは第25話のみで、昭和天皇についても第25話以外にはセリフにも登場しない〔第3話で空母沈没に際して使われた万歳三唱も「天皇陛下万歳!」ではなく「万歳!」だった。〕。番組中盤からは戦争中に撮影された実写フィルムも使用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アニメンタリー 決断」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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