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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
アヌスヴァーラまたはアヌスワーラ()とは、インドの伝統的な音声学の用語で、後続の子音と同器官的な鼻音、またはそのような鼻音を表す記号のことをいう。正確な音価は言語により、文字体系により異なる。 アヌスヴァーラは辞書の順序では母音の直後、ヴィサルガの前に置かれる。 パーリ語ではニッガヒータ()と呼ばれる。 == 音声 == サンスクリットにおいて、アヌスヴァーラが音節末の鼻音的な音であることはまちがいないが、本来どのような音であったかは必ずしも明かではない。伝統的には閉鎖を作らずに発する鼻音のことであるというが〔Whitney (2003) p.24〕〔辻 (1974) p.8〕、鼻母音とは区別されているようでもある〔Allen (1953) p.41〕。 アヌスヴァーラとは別にアヌナーシカ()という語もあり、これは鼻音または鼻母音を意味する。どのような場合にアヌスヴァーラが現れ、どのような場合にアヌナーシカが現れるかは伝統的な説はかならずしも一致しない〔Whitney (2003) p.24〕。 辻直四郎の説明によると、鼻音に後続する子音が閉鎖音・破擦音・鼻音の場合、 を使用するのが普通であるが、それらの代用としてアヌスヴァーラの記号が書かれることもある(代用アヌスヴァーラ)。摩擦音()の前では、代用でない真正のアヌスヴァーラが現れる〔辻 (1974) p.8〕。ほかに連音の結果、語末にもアヌスヴァーラが出現することがある。アヌナーシカはサンスクリットでは連音の結果(n+l, m+y,l,v) としてのみ出現する〔辻 (1974) p.8,20〕。しかし、アレンによると古典サンスクリットでは y や v の前でもアヌスヴァーラが出現し、アヌナーシカは l の前に限られる〔Allen (1953) p.39〕。 サンスクリットでは音節末の鼻音または鼻母音の音韻的対立は存在しないので、単純に後続の子音と同器官的な鼻音と考えてもさしつかえない。 ヒンディー語などでは同器官的鼻音(アヌスヴァーラ)と鼻母音(アヌナーシカ)の両方が常用され、音韻的にも区別がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アヌスヴァーラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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