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アバカス
アバカス(英: )は、主にアジアの一部で使われているそろばんなどに代表される計算器具。現代のアバカスは、竹などを材料とした枠に針金を張り、その針金に珠(たま)を通して滑らせるようにしたものである。しかし本来のアバカスは、砂または木・石・金属などでできた板に溝を彫り、その溝の上で豆や小石を動かして計算を行った。アラビア数字を使った位取り記数法が広く採用されるまで、アバカスは何世紀も前から使われてきた。今でもアジアやアフリカなどを中心として、商人や事務員がアバカスを使っている。なおアバカスを使いこなす人を "abacist" と呼ぶ〔"abacist", "abacus", in Merriam-Webster's Third New International Dictionary Unabridged, 2000, Version 2.5.〕。'')は、主にアジアの一部で使われているそろばんなどに代表される計算器具。現代のアバカスは、竹などを材料とした枠に針金を張り、その針金に珠(たま)を通して滑らせるようにしたものである。しかし本来のアバカスは、砂または木・石・金属などでできた板に溝を彫り、その溝の上で豆や小石を動かして計算を行った。アラビア数字を使った位取り記数法が広く採用されるまで、アバカスは何世紀も前から使われてきた。今でもアジアやアフリカなどを中心として、商人や事務員がアバカスを使っている。なおアバカスを使いこなす人を "abacist" と呼ぶ〔"abacist", "abacus", in Merriam-Webster's Third New International Dictionary Unabridged, 2000, Version 2.5.〕。 == 語源 == ''abacus'' という語の使用は1387年にまで遡り、砂を使ったアバカスを表す語としてラテン語の単語を借りて中英語の文章で使った例がある。そのラテン語の単語はギリシア語の ἄβαξ (''abax''、砂や塵を撒き散らして幾何学図形を描いたり計算したりするのに使われた板)に由来し、特にその属格 ἄβακoς (''abakos'') からラテン語に伝わったと見られる。ギリシア語の ἄβαξ 自体も、おそらくはフェニキア語からの借用とみられ、ヘブライ語の「塵」を意味する ''ʾābāq'' (אבק) に似た単語に由来する〔John Huehnergard, ''Appendix of Semitic Roots'' in the ''American Heritage Dictionary of the English Language'', 5th edition (2011), under the root ''ʾbq''.〕。''abacus'' の複数形については異論があり、''abacuses''〔Oxford English Dictionary 1989〕 と ''abaci'' という2つの形が使われている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アバカス」の詳細全文を読む
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